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徘徊するその先には⑨振り返ると、やはり麻雀が下手だと思ったプロリー2節目編

第39期鳳凰位戦後期E2リーグ
昇級 13名/42名中
開始前成績 4位 +63.4
同卓 I氏、Y氏、K氏

9月は絶好調だった。
プロリーグで役満を和了り、WRCは2節とも浮き、諦めていた女流桜花ではまさかの役満でまさかの昇級を決めた。
公式戦に4回参加し、200ポイント以上勝った。もしかしたらこんなに勝ったの、私の長い競技人生で初めてかもしれない。

せっかくなので後期はプロリーグでもWRCでも結果を出したいとは思っているが……まだどう転ぶかわからないので、4節目ぐらいから意識していきたいと思う。

とりあえず今は昇級は意識せずに、目の前の戦いにひたすら真摯に向き合う、ということをしていきたい。

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1回戦

25000点くらいの3着目で迎えた親番、南2局。

下家がピンズの仕掛けをしていて、切りにくい生牌のダブ南を抱えている状態で、このテンパイが入る。
ドラ表待ちで出アガリは期待出来ない上に、ダブ南で放銃したら満貫はおろか、ハネ満の可能性はある。
でも南を叩っ切って、リーチと行った。

結果、3ピン引いて2600オールのツモアガリとなるんだけど、無謀リーチだったかなと反省が残る。
親でリーチドラ1、ツモって2600オールもあるならば十分に勝負手であるが、3ピン以外のピンズを引いてしまった時のリスクが高すぎる。
特に2ピン、4ピン、8ピン引きでツモリ三暗刻に変化出来るし、5ピン引きは両面変化になる牌なので、リーチ後にこれらの牌を引き、放銃してしまった場合は最悪中の最悪だ。
というワケで南は切って良くても、ダマテンにしておくのが良かったのではないだろうか。

2着 +10.0

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2回戦

K氏が5万点近く集め、一人浮きモードの半荘。
オーラス、私は25400点の3着目。5200なら文句なしで浮き。でも1000点あがれば沈みだけど2着になれる、いう条件。
配牌は残念ながらドラにもアガりやすさにも恵まれておらず、5200を作るのは厳しい状況。なので、1000点を取りに行くことにした。

あがらなきゃ仕方ないので、出るポン、見るチーしてようやくこのテンパイ。八万と2ピンのシャンポンは、あまり良い感じの待ちでは無かった。

いやぁ、これさ、リーチが来たらどうすんだろ……?

ここまで前に出たから押すしかないという考えもあれば、危険牌引いたら降りるという考えもあって、どちらも間違ってはいないと思う。

しかしながら「行く」という選択をする方は、やっぱり強いなって私は思う。

私は……少しでも危険だと思ったら、降りちゃうかな。
だから弱いのかな……
でも2副露や3副露している状態から降り切る、というのも、けっこうな技術なんですよね。
行くか降りるか、どっちが良いのかは……永遠のテーマだと思う。

結果、誰かのリーチが飛んでくる前に、八万で出アガリした。
命拾いした気分。

2着 -4.6

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3回戦

事件が起きた時、まだ東場で、私は親番だった。

変な局だった。

中張牌ばかりが切られていて、私以外の三人が変則手をしている雰囲気だった。
2人は国士で1人は七対子とか。
面子手をしていたのは、多分、私だけだったと思う。ここで役無しの369ピン待ちでテンパイするけど、あまりの異様な雰囲気に、リーチをかける気にならず、ダマにしておく。

なんか嫌だな…。
なんか怖いな…。
お願い、誰かあがる前に、私にツモらせて!

しかし、祈りもむなしく、I氏に国士をツモられてしまった。

ああ……親被り。

1節目の国士を、こんな所で半分お返しすることになるとは…。

気持ちを切り替えるがどうしても手が入らず、ラスになってしまう。

ラス -22.1

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4回戦

なすすべなく、一人沈みモードだった。

オーラス。対面は30000点、下家の親は31800点
2本場で供託は1000点。

連盟の競技ルールは、相対的な順位よりも、3万点より浮くことを目指すことが重要だ。浮いていれば3着でも順位点はプラスし、沈んでいれば2着でもマイナスするシステムからだ。
そして1人浮きトップは大きく順位点が付き、1人沈みラスも同様に大きな順位点が付く。

私はこの順位点のシステムが好きで、その複雑性が細かい条件計算を必要とし、戦略を生むので、競技麻雀の深みに一味買っているなぁとしみじみ思う。

さて、この競技ルールでは、1人沈みというのは避けたいモノである。

どうあがいても1人沈みを受け入れなければいけない状況はあるが、この点棒状況だと、諦めてしまうのはあまりにも弱すぎる。

だからこの局、どちらかを沈ませるのが絶対条件だ。それ以外はアガらない。1人沈みを決めるアガリだけは、しちゃいけないと思った。

ちなみに条件は、ツモアガリなら何でもOK。
出アガリは、親は1300、対面は1000、トップ目は12000。

全く難しい条件ではないが、テンパイしたのは手変わりの可能性がないピンフのみ。

ピンフのみ、三六万待ち

何と私は、ダマテンを選択してしまう。
理由は、トップ目から出たら見逃さないといけないからである。リーチしてトップ目から出てしまったら、以降はフリテン扱い。ツモアガリに賭けるしかない。

しかし、ダマテンにすると親からはアガれない。見逃すしかない。

つまり、自分でツモるか、対面から出ればラッキー♪みたいな感じになってしまい……。

……
はぁ…。こんなの、ダマじゃないでしょ……。

先制で、両面のテンパイですよ?
リーチすれば、もう1人、直撃して良い人が増えるんですよ?

運良く、対面からあがることは出来て1人沈みは回避出来たけれど、自分の発想の弱さに、頭痛がしてきてしまった。

ラス 18.3

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2節目成績 -40.4
トータル +23.0
4位→14位

ガッツリ負けてしまったけど、数字自体はさほど気にしていない。
それよりもやっぱり中身だ。
その場その場では、別に悪いと思っていなかったけど、こうやって振り返ってみると、打ち方が下手だなぁと思う。
まぁでも今回、こうやって反省出来たから、次に生かせることを願って。

ネクスト→WRC3節目

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