水越京子

日本プロ麻雀連盟20期生。麻雀プロから看護師に転身したが、麻雀界の底辺をさ迷っているゾ…

水越京子

日本プロ麻雀連盟20期生。麻雀プロから看護師に転身したが、麻雀界の底辺をさ迷っているゾンビ。

最近の記事

徘徊するその先には(18)そりゃドラくらいツモっちゃうよね♪とノリノリだった3節目プロリーグ

8月末で新卒から4年4カ月間お世話になっていた病院を退職しました。 クビというワケではないですが「病棟業務をやりたくない人は不要」みたいな感じのことを言われまして、辞めざるを得ませんでした。 好きな職場だったので、辛かったですね……。 家帰って、わんわん泣きましたわ……。 しかし、落ち込んでいる暇はありません。 次の仕事を見つけないといけません。 いろいろ考えて、2本立てで行くことにしました。 ・外来看護師はやっぱり天職。今度はクリニックで働きたい。 ・創作することが好き

    • 徘徊するその先には17 すぐそこに迫る二段階降級の恐怖

      今期より、プロリーグに新たな規定が加わった。 発足当初は自分には無関係だと思っていたので「ふーん」と流していたが、「おや、もしかするとあてはまってしまうのでは?」と危機感を抱いたので、おそるおそる再確認してみた。 C3リーグ以下は、トータル+200で2段階昇級✨ そして、C1リーグ以下で-200でフィニッシュすると、2段階降級…… マジか……。 2段階降級制度って本当の話だったんだ……。 どうしよう。-200なんてしたくない。 しかし、3節目終わった時点で、-144.3

      • 徘徊するその先には16 女流リーグを牌効率で勝ち上がれ!

        第18期女流桜花Bリーグ(24名) 昇級 3名 入れ替え戦 3名 降級 6名 女流リーグが開幕した。 開幕3日前、Eリーグで最下位を爆走中の私は、不安で震えていた。 Bリーグと言えど、タイトルホルダーがゴロゴロいるし、鳳凰位戦でAリーグの人だっている。 とてもじゃないけど、勝てる気がしない……。 私はアドバイスを求めに、夫の所に行った。 「父さん、女流リーグが始まるよ!強い人いっぱいいるから怖いよ!」 「うむ」と夫は頷いてから、熱い口調で言った。 「雀荘に行け!

        • 麻雀実況勉強記録②即時描写

          実況勉強記、第二回になります。 今回も「スポーツアナウンサー 実況の真髄」をベースに、実際の連盟プロの実況から学んでいきます。 今日のテーマは「即時描写」について。 「現象をその儘ーーと言うのは、正確にと言う意味であるーー言葉に現わして伝える、これがスポーツ放送の根底をなす即時描写である」20P 実況は即時描写が中心になってくると思います。 「仕掛けた」とか「テンパイした」とか「リーチした」などの選手のアクションや、「トップ目」「河は中張牌ばかり」「場には2枚切れ」など

        徘徊するその先には(18)そりゃドラくらいツモっちゃうよね♪とノリノリだった3節目プロリーグ

          徘徊するその先には15 「どんなに落ちても連盟辞めない」と誓い合う同期の絆

          第40期鳳凰位戦後期E1①リーグ 昇級 9名/34名中 降級 8名 さて、またリーグ戦開幕を迎えたが、この自戦記を書いている今は既に4節目の前日だ。 もしかしたら4節目が終わってからの公開になるかもしれない。 筆が進まないのも当然の、とても過酷なリーグ戦となってしまっている……。 1節目は会場を勘違いして、まさかの遅刻ペナ20ポイント。 この時、私は、「この20ポイントで、後で泣くハメになるのでは?」と嫌な予感がしていた。 そして3節目終了時点で、-144.3の最下位

          徘徊するその先には15 「どんなに落ちても連盟辞めない」と誓い合う同期の絆

          麻雀実況の勉強記録①ことばでピンを打つ

          この記事は、実況者の末席になった底辺女流プロが、自分なりに麻雀実況について勉強したことを書いています。 その1 はじめに「実況、上手くなりたいなぁ」と思った私は、「そうだ、実況について書かれた本を読もう!」と思い立ちました。 しかし麻雀実況の本はまだ出版されていないので、山本浩さんが書かれた「スポーツアナウンサー 実況の真髄」という本を買い、読んでみました。 とても勉強になりました。 スポーツと麻雀は全く違う世界ですが、「緻密なルールがある」「試合という区切りがある」

          麻雀実況の勉強記録①ことばでピンを打つ

          麻雀プロから看護師になったがやはり未練タラタラで……

          成功体験より失敗体験の方が多い人生だ。 過去は黒歴史の宝庫であり、これから先も、大したことのない未来しか思い描けない。 それでも、まぁ、いろいろ考えてしまうのだ。 私は私の人生を、どうやったら一番充実して生きられるのか、ということを。 このnoteはプロ歴20年なのに底辺にいる女流プロが、麻雀に見切りをつけて看護師になったのに、未練タラタラで麻雀界に居続けて、麻雀で何をやりたいのか?また、看護師として何を目指していくか?ということを考え、それぞれに新たな目標を決め、再

          麻雀プロから看護師になったがやはり未練タラタラで……

          徘徊するその先には14 疲れた中年連盟員の希望の星?第三期鸞和戦プロ予選編

          鸞和戦とは…。 30代・40代のミドル世代連盟員の為に設立された、G1タイトル戦だ。 ミドル世代……。それは決して、楽しい世代なんかではない。 自分の限界が見え、いろいろなことを諦めていく。そして、自分の役割というのを改めて考えて、人生の後半戦の計画を立て直して行く、そんな年頃だ。 麻雀の打ち手としては、プロ入りして10年以上。中堅~ベテランの選手が多いだろう。 自分の知っているその世代の選手の顔を思い浮かべると、競技麻雀に慣れており、頼りがいのある打ち手、というイメージ

          徘徊するその先には14 疲れた中年連盟員の希望の星?第三期鸞和戦プロ予選編

          徘徊するその先には13 何とか昇級したプロリーグ最終節

          第39期鳳凰位戦後期E2リーグ5節目 昇級 13名/42名中 開始前成績 3位 +109.9 同卓 O氏、T氏、R氏 さて、いよいよプロリーグ最終節である。 3位という好位置で最終節を迎えるのは、生まれて初めてかもしれないw これは絶対に昇級でしょ!と期待しながらも、悪い想像もしてしまう。この位置から逃したら、めちゃくちゃ辛いだろうなぁ……と。 そしてそういう嫌なことって、何故か自分の身に起こってしまいがちなんだよなぁ……。 いやでも、今日は勝ちたい!!と、祈るような気持ち

          徘徊するその先には13 何とか昇級したプロリーグ最終節

          徘徊するその先には(12)散ってしまったWRC最終節編

          第12期WRC 前節までのポイント +33.6(順位不明) 一時期は二次予選シードも狙えるか!?という順位に居たはずなのに、4節目で大敗し、予備予選通過さえもあやしいポイントになって迎えた最終節。 目標はトーナメントに残ることだけど、とりあえず予備予選進出を目指したい。50ポイントくらいあれば良いのでは?と考えながら、卓についた。 1回戦 いきなり3000・6000親被りスタートだったが、南入しての親番でピンフドラ1のテンパイを入れて、リーチ! 五マンをツモり上げ、

          徘徊するその先には(12)散ってしまったWRC最終節編

          徘徊するその先は(11)絶好調なプロリー3節目&4節目編!

          試合の朝にこのnoteを書くと、麻雀の調子が良い。 そんなジンクスが自分の中に出来つつあり、試合の後すぐには書かず、試合の当日に前回の対局を書く、という風になってきている。 1カ月も間を空けると、対局の内容なんてすっかり忘れてしまう。でもプロリーグ3節目と4節目の時は、翌日に麻雀の部分だけは書いておいたので、バッチリだ。今後もそうしていくようにしたいな。 それではまず、3節目のお話から。 第39期鳳凰位戦後期E2リーグ3節目 昇級 13名/42名中 開始前成績 14位 

          徘徊するその先は(11)絶好調なプロリー3節目&4節目編!

          徘徊するその先には⑩先行きわからなくなったWRC3節目&4節目

          この自戦記も今日で10回目となった。 飽きっぽい私だけど、良く続けているなぁと思う。 1回目の時は、ベテランだけど最底辺で、直視できないような存在として麻雀界をさ迷っている、と自身を認識。 3回目では最底辺リーグでも大負けし、かなりの絶望の中、洗牌する手つきはスムーズで、麻雀牌に馴染み切った自分を確認。 4回目は「ゾンビから生き返りたい」「プロと名乗れるだけの最低限の実力が欲しい」と前向きな気持ちで麻雀に向き合うことに決意した。 そしたら急に、風が変わった。 その次のプ

          徘徊するその先には⑩先行きわからなくなったWRC3節目&4節目

          徘徊するその先には⑨振り返ると、やはり麻雀が下手だと思ったプロリー2節目編

          第39期鳳凰位戦後期E2リーグ 昇級 13名/42名中 開始前成績 4位 +63.4 同卓 I氏、Y氏、K氏 9月は絶好調だった。 プロリーグで役満を和了り、WRCは2節とも浮き、諦めていた女流桜花ではまさかの役満でまさかの昇級を決めた。 公式戦に4回参加し、200ポイント以上勝った。もしかしたらこんなに勝ったの、私の長い競技人生で初めてかもしれない。 せっかくなので後期はプロリーグでもWRCでも結果を出したいとは思っているが……まだどう転ぶかわからないので、4節目ぐらい

          徘徊するその先には⑨振り返ると、やはり麻雀が下手だと思ったプロリー2節目編

          徘徊するその先には⑧四暗刻で大逆転昇級した女リー最終節編

          第17期女流桜花C1リーグ最終節 昇級6名・降級6名/25名中 開始前成績 14位 -21.6ポイント 同卓者 N氏、M氏、T氏 今期の女リーは諦めていた。 1節目はコロナ+の濃厚接触者になり欠場(ノーペナルティ)、2節目から参戦して浮いたものの、3節目と4節目でけっこうな負け。 実力不足を悟り、今期は勉強と割り切って、来期から立て直して行くつもりだった。 ……が何と、奇跡が起こってしまう。 ―――――――――――――――――――――― 1回戦 起家スタート。

          徘徊するその先には⑧四暗刻で大逆転昇級した女リー最終節編

          徘徊するその先には⑦気負わずにひたすら楽しいWRC2節目編

          第12期WRC2節目 前節までの成績 +4.4ポイント(順位不明) 今期はMリーグをちょこちょこと視聴している。 開幕戦の伊達プロの四暗刻は見れた。素晴らしかった。 四暗刻は勿論だけど、その前の七対子が凄かった。西単騎地獄待ちで先制テンパイを入れていた伊達プロ。親からリーチが入り、一発で四万を押す。 この四万、全く切りやすい牌では無い。一万、八万の切り順だから、四万はマンズの中では比較的通る牌かもしれないが、危ない牌には変わりない。一発目だし、いったんは西切りを選択する打

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          徘徊するその先には⑥懐かしい面子に胸熱だったWRC1節目編

          WRCに出場するのは4年ぶりだ。 道場が四ツ谷だった時代のチャンピオンズリーグにはほぼ毎回参戦していたが、巣鴨に移転してWRCに改められてからは、数えるほどしか参加していない。 連盟のwebサイトを確認してみたら、第5期と第6期に参戦していた。第5期はいきなり国士放銃してから負けまくり、僅か2節で途中敗退。第6期は完走しているが、-26.6と全く奮わない成績。これではヤル気を無くして行かなるのも止むを得ないw 今回エントリーしたのは、後期は女流リーグが無いので、少し手持

          徘徊するその先には⑥懐かしい面子に胸熱だったWRC1節目編