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徘徊するその先には13 何とか昇級したプロリーグ最終節

第39期鳳凰位戦後期E2リーグ5節目
昇級 13名/42名中
開始前成績 3位 +109.9
同卓 O氏、T氏、R氏


さて、いよいよプロリーグ最終節である。
3位という好位置で最終節を迎えるのは、生まれて初めてかもしれないw
これは絶対に昇級でしょ!と期待しながらも、悪い想像もしてしまう。この位置から逃したら、めちゃくちゃ辛いだろうなぁ……と。
そしてそういう嫌なことって、何故か自分の身に起こってしまいがちなんだよなぁ……。
いやでも、今日は勝ちたい!!と、祈るような気持ちで卓についた。


1回戦

まだまだ序盤だった。東2局とか東3局とか。
私は南家だった。發がアンコで、ピンズのホンイツが入っていた。(ドラは忘れてしまった)

そこに親リーが入る。すっごく自信ありそうな雰囲気だった。
私の方は、形は悪くなかった。でも、この36ピン、何かダメだなと思った。多分、8ピンの食い延ばしが良くなかった、と感じたのだと思う。
それでも打点があり、両面形、そしてポイントを持っていたので、全ツしてみた。
2~3牌くらい通した後、9ピンを引く。
8ピン3枚見えで、ワンチャンスの9ピン。
これで刺さってしまった。
メンピンドラドラだったかなぁ。11600に放銃。
ですよね、すみません……という気持ちで支払う。

ラス -29.7


2回戦

1回戦で前に出過ぎたのが原因か、2回戦はガン冷えだった。
3面張リーチを先制で打ったのに、他家に押し通され、放銃……しかも5200と打点のある手だったりして、かなりキツかった。

なすすべなく、ラスに追いやられてしまった、という感じ。

ラス -19.2


3回戦

2ラスくらったら、さすがに青ざめる。
私、昇級ボーダーから落ちたんじゃないだろうか。
E2は速報なんてないから、他がどうなってるかわからない……。
もし落ちたとしても、それほど遠くないはず。ここから少しでも加点すれば、きっと、届く!

気持ちを切り替えて挑んだ3回戦。
おそろしいほどの小場だった。
全員が原点付近を維持し、迎えたオーラス。
私は31500点の二着目で、トップ目は32500点。
1000点で同点トップ。ツモあがりが、トップ目からの直撃で単独トップを獲得出来る。
しかし、後ろも迫ってる。
3着目は29000点で、ラス目は27000点!
ラス目に2600、他家に5200打てば自分がラスになる。
あと、順位は変わらなくても、1600点以上放銃で沈みになってしまう。

プロリーグ残り半荘2回、昇級ボーダーの崖っぷちに立っている自分は、ここでは絶対にラスを引きたくないし、沈みにもなりたくない。
しかし、2ラスで落ち目モードに入っている私は、ここをクリア出来るような気がしなくて、物凄く絶望的なシチュエーションに感じた。

ここで放銃したりしてマイナスするなら、もうそれが運命なんだなって、諦めるしかないよね……。

配牌はけっこう悪かった。ペンチャンカンチャンだらけで、タンヤオにも移行出来ない手牌だったけど、良い所がどんどん埋まり、なんと6巡目くらいでピンフのテンパイが入る。

場況的に、ソーズの上は悪く無さそうに見えた。でもこの58ソー、なかなか引けないし、出ない。そしてみんな、ガンガン向かってきている~!!

こっちも降りたり回したりする理由は無いので、ひたすら全ツ!そして8ソーのツモあがり!
小さいけれど、トップを取れたのが凄く嬉しかった!
順位点の8.0ポイントが愛し過ぎる……!!

トップ +11.0


4回戦

果たして、昇級ボーダーは何ポイントになるのだろうか?

ちなみにE2は二部制で、午前の①組は4節終了時点のボーダーが46.8で、最終ボーダーは41.1。
こんな風に下がるのは珍しいけど、昇級人数の多いリーグでは、ボーダーは高くならない。50ぐらいで上がれる印象がある。
このリーグは4節目終了時点では、47.8ポイントだった。やはり最終ボーダーは50ぐらいで、せいぜい60ぐらいじゃない?
私のポイントはと言うと、72.0ポイント。ちょいマイナスならば、セーフだ。

しかし、もしボーダーが爆上がりしていたら、ピンチだ。
同卓のR氏(+50.0ポイント)に順位を上回られたら、私が昇級出来なくなってしまうかもしれない。
というワケで、R氏のポイントをかなり意識して対局に臨んだ。

3回戦から私はかなり慎重に打っていて、あまり前に出過ぎないようにしながら小さく加点して、南入りした時は33000点くらい持っていたと思う。
その時点でR氏はラス目。
しかし、親番でR氏、2600オールをツモリ、トップ目に立ってしまう。

瞬間、まくられていたと思う。
ヤバいかも、と青ざめた。

そしてオーラス、R氏は35000点持ちトップ目、私は28400点三着目だった。
トータルを計算すると、R氏は63.0ポイントで私は65.0ポイント。
その時はここまでちゃんと計算出来なかったが、テンパイノーテンで変わるくらいの際どさはあると感じていた。

また、親は昇級確定枠に入っていたが、上位を狙ってアガリを取りに行く可能性があった。

親の連荘は避けたい、私の放銃は絶対ダメ、流局時ノーテンもダメ。

そんな中で開けた配牌。……悪くはなかった記憶はある。
しかし、親が早々に役牌を鳴く。やっぱりアガリに向かうのね(涙

放銃出来ないので、慎重に打牌選択をしていく。
でも、いらないドラを引いたり、生牌の中を引かされたり。
どれも切れない!と回して回して回しまくったら、ドラ周りで面子が出来、中が重なり、奇跡的なテンパイが入る。

ドラは2ソーだったと思う

残り2順。リーチを打つ、という選択もあったが……ここは自重した。
だって、放銃しないように打ってきた意味が無くなってしまうから。

そして無事に流局。
何と親はノーテン、R氏もノーテン。ラス目との二人テンパイで終了した。

3着 -4.1


きっと8位くらいで昇級しているでしょ~♪と思いながらツイッターを開いた。

え……12位!?
昇級人数13人だから、ギリギリなんだけど!!

ボーダーは62.4だった。15くらい上がったんだ……。凄いな……。
昇級出来て良かったなぁと思いながらも、余裕あるはずがギリギリになってしまったことで、苦い思いが残ってしまった。

最終節 -42.0
トータルポイント+67.9
3位→12位 E1リーグへ昇級


半荘20回を通した成績。
トップ 7回
2着  4回
3着  5回
4着  4回

トップ率 35%
連対率  55%
順位率  2.3

役満だけで昇級したような印象があったが、トップもしっかり取れていた。
しかし、トップ率35%で最底辺リーグをギリギリ昇級って、結構キツイと思う。これだけの勝利を、次のリーグでも積んでいけるのだろうか?
うーん、自信ないぞぉ!

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