【読書.14】破局
読後の興奮状態のまま、適当に書き連ねるので雑ですみません。
綺麗な文を読みたかったらこのnoteじゃなく「破局」を読んでください!
第163回芥川賞受賞作!!!!!
遠野さん(なんと28歳!!!)が作家としてデビューしてから2年。2作目。
芥川賞が発表されたときからずっと読みたいと思っていた作品。
読後の率直な感想は、「読んでよかった!」これに尽きる。
私は芥川賞受賞作を好んでよく読むけど、受賞後すぐに読む作品はそう多くはない。
理由は文庫化されるまでは高いから。
芥川賞は基本的に短編なので、ハードカバー価格だと1ページあたりの値段が非常に高くなる。
なので、よほど気になる作品でない限りハードカバー価格では購入しない。
amazonの購入ページから抜粋。
"私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。"
新時代の虚無??!!!!
筋トレ???!!!!!!!!
読みたくてたまらなかった。
今日は、午前中にやることを全て終えたから自分へのご褒美としてKindleにて購入。
読み始めてすぐに、一部の読者から「こわい」「気持ち悪い」と評判の主人公が他人ではないと感じた。
主人公の男は規律を守り、非常にストイックな生活を送る。
自分に出来ることを、他人が出来ないことに不満がある。
自分にとってはくだらない他人の話を空気を読んでおとなしく聞きはする。
他にもいろいろ類似点があった。
この男は……まさしく私だ。
人間、どこで大きく人生のレールを踏み外すかわからない。
私もいつかこうなってもおかしくないと思ったのだった。
この主人公の男のような人間は存在する。
少なくともここに。
良作!!!遠野さん、芥川賞受賞おめでとうございます!!
サポートいただけたら嬉しいです。でも、読んでくださるのが一番嬉しいです。ありがとうございます!