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ロプノール日記/アートde Beauty

先日カットモデルしてくれた男の子が伝授してくれた超うまいデイリーヘアスタイリング。


ブラシ使わない。根本から髪をひと束ずつきゅっと握って温風を当てながらきゅう〜と最後まで握って、髪のくせに合わせてくるんと形作るだけ。



カンタンに言えば
「アタチ粘土であそんでるの」
ぐらい。
文字通りゆびで髪を『好きに形造る』のだ。
これがびっくりするほど毎日キマる。寝ぐせすらなんかいい感じなのは〈茅ヶ崎inc〉の美容師・かまだれいし君のウデの賜物として。



彼と話していて、かなりアーティスティックな人だと分かった。
アンディ・ウォーホルの名を話の流れで出したら目の色変えて
「アンディ・ウォーホルが出てくるとは❗️」
と、堰を切ったように自分のアートな経歴やプロのホルン奏者(‼️)というお兄さんのこと、バーテンをやっていたこと、いずれ美容院とバーとライヴハウスみたいなのをいっしょくたにしたみたいなお店を作ってみたいと夢見ていることまで話してくれた。



「それ、すっごいいい。通いたいから作って。ピアノ置いたら弾きに来ていい?」
「え、マジですか❗️いいですねえ‼️」



アート、だなんて高尚にしないで。
「お絵かき」「音楽楽しい」「レゴだいすき」とかでいいんですよ。
万年3歳の私の感覚はそのままで、それを日常すべてに使うだけ。



だって楽しいから。やりたいから。



ヘタでもかまわない。完璧でなくていい。それが無二のテイスト。
日々のヘアスタイリングに、料理やつまみ・お弁当作りに。お掃除にも。花をちょいと生けること、ピアノや絵、勝手なカラオケにでたらめなダンス、楽しいおしゃべり、動物や植物と遊ぶこと。たまにへんなドツボにハマって悩む時さえ上空から自分を眺めて
「あれ?あっちの方がおもろいの作れるじゃん?つらいのきらい。あっち行こうよ」



タブーはない。
他を困らせ悲しませること以外は。
安心して遊んでる。



昔は
「君は非生産的」
などと怒られるたびにキレてたが、もうそれもない。怒るなんて人生の無駄遣い。



なんのために生まれた?
オリジナルに幸せになるため。
アートを使って日々楽しくすべてを生きながら。
邪魔が入ればどっかへ飛んでってしまうだけ。
そんなことできないって?
カンタンよ。



アートは自分で作ること。
壊すことや殺すことすらそれに含まれるほど大きなこと。
ねえ、じゃあ大好きな焼肉だのハンバーガーのお肉を、けものを殺して作ってくれてるのは誰なの?植物だって生き物よ。殺してくれてる人たちがいてくれるんだわ。死んでくれるものたちがいてくれるんだわ。こっちが生きるために。



古くて危ないビルや文明をちゃんと壊す意味と作用は、ヒンズーならシヴァだかいう神さまが担当で〜すって言うだろう。
それなくして。
破壊され死ぬことなくして、何一つ生きられない。桜がいま死んで散らねば来年の桜も存在できない。



たくさん楽しいことすればいい。生命、有限につき。



今朝のメイク。
イメージがあった。
いつもの洗顔はただのボディソープと水で洗ってワセリンつけるのみ。
眉は欲しければ描くけどガガ様気取りでナシにした。生まれつき薄い。
ルージュをうすくのせる。
昨日生まれて初めて見た野いちごの花みたいに、ほんの少しそこだけが赤い、みたいな。それをずっと考えてた。
猫に引っかかれたとこにもかかとにもワセリン。
最後に姿見の鏡と、体の感覚で観て仕上げ。香水、ひと吹き。おしまい。3分間身支度。


最高のサプリは、ただの汲み置きの水をごくごく飲むこと。すごく美味しい。
で、iQOSのタバコを吸いながら…
あーら春の嵐。
花がスパークするだろうな。
じゃ、ワインよね。



好きなひとが私を撫でてるのを思い出してる。



造る。
今日をデザインして遊びながら。そのうちおなかがすいてきて…何作ろう?ワクワク即移行。
疲れたら、ねる。



うたた寝から覚めると、レジーことトカゲがまた私のワインとタバコを勝手にやりながら窓の外の花嵐を眺めてる。



「かるーくなったよなあお前。ほんと3つん時くらい」
振り向くその顔を若い頃、青白く憂鬱だと見ていた。知的で優しく冷たい、灰色のスーツを着た死の天使と。


かれは今、ばらみたいな肌でこぼれる花みたいに笑う。私はうれしくて声をあげて笑う。
「おいで、いっしょに飲もう。あそぼう。何してあそびたい?」
「なんでも‼️またなんか作ったり弾いたり踊ったりしていい?」
「いっしょにやろう。なあ。お前のやってるそのアートとやらはさ。魔法なんだ。知ってたか?
よう、ここから嵐がよく見えるぜ。来いよ」

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