読書のすすめ

今までいろいろなところで読んだ本についての感想を上げてきましたが,使い勝手が良さそうなのでnoteをはじめてみました。

初投稿なので,今後,本についていろいろと投稿するにあたり,自分自身の読書についての考え方を書いておきたいと思います。

私は,読書そのものを趣味であると同時に,物事をより深く考えるための訓練であり,より深く考えるための材料であると捉えています。

「訓練である」といえるのは,本を読むことによって,その本を書いた人の思考を追いかけ,自ら考える際の練習をすることができるからです。また,それだけにとどまらず,さらに想像力を働かせて自らの意見を付加することによって,新たな思考を創造することもできます。これこそ,答えのない問題に立ち向かうときの訓練と言えるでしょう。

また,同時に「材料である」といえる理由は,思考の基礎には知識がどうしても必要になるからです。
私は,高校時代歴史を学ぶ必要性が理解できず,あまりまじめに授業を聞いていませんでした。特に,何年に何が起きただのという話を覚えることの意味を感じられず,そんなことはネットで調べればよいだけではないかと考えていました。
たしかに,たんに年号が知りたいというだけであれば,ネットで調べれば足ります。しかし,現実問題として,とある事実が起きた年号を知りたいというのは,そのころに起きたほかの出来事と対比したり,あるいはその前後の出来事と対比したりすることによって,現在起きている問題に対する何らかの回答を得ることができないか,ということを考えるためです。その際に,年号やその前後の知識が頭に入っていなければ,結局現在の問題を考えるために頭を使うことができません。
要するに,基礎となる知識なしには,自らの頭で考えることなど不可能なのです。
その意味で,読書はこの「基礎となる知識」を私たちに提供してくれる素晴らしい手段となるのです。

今後,私自身が読んだ本について,そこに書いてあることの意味や,そこから読み取れること,さらには他の本との対比や,関係ない分野への応用など,思いつく内容をつづっていきたいと思います。

自らの教養を深めて,より深く考え,より善く生きていくことができるよう,読書の森へ探検をはじめましょう。

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