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エッセイ

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日々是好日。 出会う物事から、ちょっぴり思いをめぐらせて。 感じたことを、思いのままに綴っています。
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記事一覧

もう どこまでも歩いていける #買ってよかったもの

 かたちと軽さが好きで選んだプレーントゥ。けっこう難ありのわたしの足をやさしく包んで、く…

水野うた
1か月前
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梅 こぼれる春に

 梅がひらいた。  中庭の八重の梅。この花がひらくと、春が来た、と思うのです。前の部署に…

水野うた
1か月前
46

出会うとき、離れるとき

 お別れする時期が来た。  ありがとう。ありがとう。もう、ここへは来ない。  わたしが大切…

水野うた
2か月前
54

閏年の春に

 寝る前に日記帳を開いて、その広さに驚いた。これ、昨夜の話です。  今年の元旦から「ほぼ…

水野うた
2か月前
54

SNSとの付き合いかた ―ライブハウスで耳栓を外してみて気づいたこと

「耳やられるといけないから、ライブ用の耳栓 持ってきたほうがいいよ」  当日の朝、娘にそう…

水野うた
2か月前
96

モノクロームで撮りたくなるのはなぜだろう ―現像されたのはジブン―

 旅先で撮った写真には、たまにモノクロの写真が混ざっている。恵比寿、横浜中華街、鶴橋コリ…

水野うた
2か月前
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その手に魔法をかけられて #okatteスパイス✖️noteユーザーin岡山―出会い旅2023 vol.4

 扉をあけると、所せましと脱がれた靴、靴、靴。そこらじゅうでハグしたり手と手を合わせたり、せまい玄関は国際線の到着ロビーになっていた。  前日までの旅でも味わった、不思議な感覚。  初めてリアルで会うというのに、感動の再会のような感覚になる。これは、お互いの生きざまを、ものの感じかた、とらえかたを、読みあってきたからに他ならない。 「やっと会えた・・・!」  そんな感覚。    ワンルームマンションのようなレンタルスペースにはぎゅうぎゅうに人がいて、早くも摂食中枢を刺

Sword & Spice ―出会い旅2023 vol.3

 書く時間を野球観戦に全フリしすぎて、書ききる前にいくつもの旅がやってきてしまった。よう…

水野うた
7か月前
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ラザニアエレジー ―出会い旅2023 vol.1

 正午すぎの新幹線でつくと連絡したら、すぐに「はーい、掃除しながら待ってるよー」と、娘か…

水野うた
11か月前
69

陽だまりに浮かぶ

 それは完璧なひとときだった。真冬の昼下がり、すこし角度のついた陽射しはリビングに長い影…

水野うた
1年前
77

なんで3人とも忘れてたんだろう?  #私だけかもしれないレア体験

 思い出したのは突然でした。夕焼けのベランダで見た、うつくしくも不思議な光景。体育館の屋…

水野うた
1年前
67

薄荷パイプの月を見上げて

「じゃあね、ありがと。気をつけて帰ってね」 「あなたこそ、気をつけてね」  正月明けの駅…

水野うた
1年前
63

振り返ってみると、あの日、わたしはたしかに楽しかった。

「今は特に欲しいものがないから、気持ちだけ受け取っておくねー!」  誕生日に欲しいものを…

水野うた
1年前
214

ずっと羨ましいと思っていた本当の理由 #私の大切なもの

 ずっと羨ましかった。・・・と書き出した途端に漢字の由来を知りたくなってしまうのは、日本語を研究対象にしていた学生時代の名残かもしれません。 「羊」と「氵」と「欠」で「うらやましい」。どうやら羊はおいしいもの・良いものを指していて、それを見てよだれを垂らす様子を示した漢字のよう。  研究室で、クラブハウスで、地下街で、すれ違う人たちの耳たぶに揺れる可憐な光。それを羨ましいと感じていた「本当の理由」に気づくのに、そこから10年以上もかかるなんて、その頃は思いもしませんでした。