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閏年の春に

 寝る前に日記帳を開いて、その広さに驚いた。これ、昨夜の話です。
 今年の元旦から「ほぼ日5年手帳」を使い始めました。1ページで5年分の今日を書けるやつ。毎年、その日の過去の自分に会えるって思ったら、面白くないですか?
 もちろん、わたしが書くんだもの。会えるのは自分だけじゃない。過去のドラゴンズにも会えるわけです。以前から使ってるスコアボードスタンプも健在。
 2月29日のページは、2024年と2028年しかないんですよね。だから、今年だけで1ページの半分も書けるスペースがある。ふだんと違う何かを書いてみたくなって、2月29日について書き始めた。

 

 2月29日ってことは、今年はオリンピックイヤー。あれから4年が経ったんですね。センバツが中止となり、プロ野球の開幕も2020東京五輪も延期になった歴史的なあの春。待って待って開幕したプロ野球の中継音声。あの衝撃は忘れられません。

 昨年12月、横浜港でダイヤモンドプリンセス号を見かけました。そびえ立つ優美な客船を見上げながら4年前の悲劇を想像したけれど、閉ざされた空間で見えない敵と闘う恐怖はもう、うまく想像できなくなっていました。
 時計の針は動いている。

 当時、家にはまだ息子と娘がいたし、わたしは急激なリモート化の最前線にいて、病む一歩手前でした。
 ワークライフバランスを整えようと心に決め、noteで書きはじめた閏年の春から早4年。こども達は巣立ち、野球が残った。感染対策の緩和と同時にネットとリアルの世界がつながり始めて、今では充実した毎日を送っています。長いようで短く、短いようで長い。時間の感覚がゆがむほど濃い、激動の4年間でした。

 今年のパリ五輪、野球は種目にないそうですね。
 それでもいい。まもなく開幕ですから。
 ドラゴンズの下剋上を願って伴走する日々が、また始まります。

 

 思いつくまま手帳に書き留めたこと。
 閏年の春に。

 

  

 



▼大桟橋に停泊していたダイヤモンドプリンセス号はこちら

 

▼病みかけから救ってくれた配信ライブの話はこちら


ここまで読んでくれたんですね! ありがとう!