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夜職と自信について

こんにちは、夜のお仕事の紹介屋さん水嶋です。

今回は夜職と自信について書いていこうと思います。

いきなりですが、皆さんは自信ありますか?

ぼくはと言うと、自信はそんなにある方ではないです。
というより、ほとんどないです笑

この自信のなさっていうのは、ぼくの人生においてかなり課題です。

というのも、男は自信があった方が何かと有利に決まっているんです。

まず、自信があった方がモテますよね。

女の子はリードしてもらうのが好きなので、そうなると自信がある人に惹かれる傾向があるのです。

自信がなさそうで気が小さいと舐められます。
たとえば「可愛い〜」とか言われたりします。

今でこそ可愛い男子は最強とか言われていますが、ぼくは女の子から可愛いと言われるのが嫌いでした。

そう言われると「ナメられてるなぁ〜」と思ってしまいますし、自分の自信がない部分(弱点)を見透かされているような気がしたからです。

それと、自信があった方がお金を稼げますよね。

自信がある人ってパワフルでポジティブで行動力があります。
ようは熱量が高い。

その熱量に比例して人は集まってきます。

ギラギラした人って実際結構稼いでいることが多いです。

なぜならガツガツしていて攻撃的な感じなところもあるけど、何より勢いがあるから、結果その勢いで人を巻き込んでいくんですよね。

人を多く巻き込むことができればそれだけお金を稼ぐこともできます。

それと自信がある人って、側からすると強そうに見えます。

人は強い人が基本的に好きです。

女の子は強い人の方が守ってくれそうと本能的に思うから、女の子もついてきますし、男性も強そうで魅力的な人についていきたいと思うようなところがあるんですよね。

なので人を統率するのにも長けていますから、経営とかも向いていたりします。

モテるので、女遊びも激しい傾向にあります。

このような感じで、自信たっぷりの人って人とお金を動かすのがうまいんですよね。

ぼくにはそれがなかったし、今は前よりちょっとマシになりましたが根本的な部分で言うと自信はないです。

夜のお仕事は、この自信というものがないと大変苦労することが多いです。

特にぼくがホストをやっていたときは大変苦労しました。

ホストってやはり自信過剰なくらいのオラオラした人や、ギラギラした有害感のある人の方が売れるんですよね。

ぼくはというといわゆる「良い人止まり」

1番ださくて売れないタイプでした。

そんな経験をしたこともあって、ぼくは自信をなんとかつけようと今まで必死でした。

自分の強みをつけるために、いろんなセミナーに行ってはお金を使い、知識を増やせば強みになるだろうと本を1ヶ月に20冊近く買って読んだり。

格闘技をやれば男性性が強まるかなと思ってボクシングジムに入会したこともあったり(自分には合わず1ヶ月持たずに辞めました)

そんなこんなでたくさん自分を変えようと試みてきました。

でも、今日自信がないことも自分の強みにもなるんじゃないかなって思ったんですよね。

ふと思ったんですよ笑

なのでこの感覚はnoteに残しておこうと急遽パソコンを開いた感じです。

それを今回は皆さんにお伝えできればなと思っています。

自信がなくて悩みがちな人の心が、これを読み終わる頃にはふっと軽くなってるといいなぁって思います。


自信がない人の方が人の心になじみやすい存在になれる

自信がない人って、結構悩みもがき苦しむことが多いと思うんですよね。

自信がある人は悩まず、次々って感じなので悩むことは少ないです。

世の中を見ると、ポジティブな人の方が賞賛されがちです。

先ほども話したように、ポジティブな方が成功しやすいからです。

でも、ぼくはもがき苦しむということも結構大事なんじゃないかなって思うんですよね。

もがき苦しむことってネガティヴなイメージですし、ぼくもそう思っていたんですけど、人に感動を与えられるような人になるにはそれって必要なことなんじゃないかなって思ったんです。

自分ごとなんですけど、ぼくは大塚愛というアーティストが大好きなんですね。

彼女の有名な曲といえば、さくらんぼですよね。

実際彼女はさくらんぼでヒットしてあそこまで人気になりました。

さくらんぼってすごい明るい曲ですよね。

なのでおそらく皆さんも大塚愛って「明るくて元気!」みたいな感じのイメージがあると思います。

でも、彼女のライブに行くと実際は明るい曲ってあんまりないんです。

彼女のライブって年に数回あるんですけど、ほとんどがピアノの弾き語りです。

それでだいたいが少し暗めな曲調が多いんです。

イェーイみたいな感じより、しっとりとしていて心にスッと入ってくるというか。そんな曲が実際は多いんですね。

彼女の曲でクムリウタって曲があるんですけど、彼女はクムリウタという自分の曲を、油絵で表現して、この間のライブでその描いた絵を披露してくれたんですね。

クムリウタの歌詞の中に

 深海の中を クルリ泳いで 
 聞こえる水の声 思い出す
 あの雨の日も こんな暗くて
 二つある扉

っていう部分があるんですね。

この二つある扉という部分。

絵の中では深海の中に、扉の先の道の絵が描かれているんです。

二つのうち、一つは深海の暗い暗い闇から上へと上がっていく階段。

ようは光のある明るい地上の世界へ登っていける螺旋階段が描かれているんです。

それでもう一つが、行く先のないこの先もずっと深海の闇が続くような道です。

どっちの道を行くのかということを、この間ライブで大塚愛が話していたんですけど、彼女は深海の闇の方の道をあえて選ぶと言っていました。

普通なら、地上へ登る階段があるのなら早くそこを登れば良いのに、彼女はあえて登らず、ひたすら真っ暗な道をずっと行くあてもなくさまよい続けると言っていました。

ぼくは「なんで、、?」って一瞬思いましたが、特にきっと理由なんてないんだと思います。

暗い闇の中を今はただ歩いていたいという、ただそれだけの気持ちなんじゃないかなって。

彼女はそうやって深海の暗い暗い海の底をひたすら彷徨いながらも音楽活動を続けているわけですが、それがあるから彼女の音楽って水のように人の心にスって入っていけるんですよね。

陰陽の法則っていうのが、この世の自然の法則としてあるのですが、何事にも陰と陽が存在するということです。

簡単にいうと、表と裏ってことです。

彼女の曲で言うと、さくらんぼは陽、クムリウタは隠です。

彼女の曲は全体的に隠の曲が圧倒的に多い。

どちらが良いと言うわけではないのですが、実は陰陽の法則の中に、隠は52%、陽は48%というものがあります。

つまり、隠の割合の方が多い

これは何を表しているかというと、隠の方がどちらかと言うと大切ですよということを表しています。

たとえば、人の見た目や普段社会的に見せている顔や振る舞いは陽の部分です。

でもほんとうの素顔であったり、無防備なすっぴんの顔、本当の心で思っている部分というのは隠の部分です。

なんとなくですが、隠の方が大事というのはわかるような気がしますよね。

その人の真の部分が現れているからです。

ぼくはなんで彼女の曲がこんなにスッと入ってくるのかというと、彼女の曲の隠の部分と、ぼくの心の中の隠の部分が共鳴しているからだと思ったのです。

だから聴いてて心が潤ってくるし、涙が出てくることもある。

それは彼女が深海の闇を突き進む選択をしたように、彼女が隠を大切にしているからだと思うんです。

大塚愛の話しをしてきましたが、ぼくが夜のお仕事をがんばる皆さんに何を伝えたいかに話しを戻します。

夜職をやっている皆さんも、自信がなくてもがき苦しむことがあったら、それはそれですごい大事なことだよとぼくは言いたいんですね。

なぜなら、隠の部分が多ければ多いほど相手と共鳴することができるからなんです。

根からのポジティブな人はそれはそれで明るくて素敵な人なのですが、相手の心にスッと入ったり、なんだか分からないけど居心地がいいなっていう感覚にさせることは少し苦手だったりします。

ぼくは今日、すごい明るい女の子と一緒にいたんですけど、気負けしてしまったのか、どんどん自分が小さくなっていって、自分の自信がないところも湧き出してくるのが分かって、なんだか気分が落ちてしまったんですね。(その子が悪いとかじゃなくてなんならすごく素敵な子です。)

つるんでいる人も、ゴリゴリの経営者&成功者の人ばかりで、なんだか陽キャ全振りみたいな人が多くて「あぁ、そっちの世界の人かぁ、、」って思っちゃったんですよ。

趣味の話しにもなって、何が趣味か聞くとゴルフって言ってて、あぁみたいな笑

成功者とつるむのが嫌とかゴルフやっているのが嫌とかそういうわけではないのですが、なんか自分とはちょっと違う世界にいるし、人からも好かれまくってどんどん仕事のオファーもあっていけいけドンドンみたいな感じなんだろうなっていうのが分かると自分がしぼんで見えちゃうんですよ。

そんな感じで自分を見る必要性って本当はないのだけど、そういう感じがしてしまって。

そうなると自分の自信のない部分がドンドン膨らんできてしまう。

この感覚、分かる人には分かるんじゃないかな、、笑

夜のお店に遊びにくる人や、お店に何度も来ているような夜職の遊びにハマる人って、基本的に自分に自信がない人の方が多い気がするんですよ。特に風俗の場合。

そうなったときに、どうしたらお客さんがその人といる時間が心地いいと思うかというと、お客さんの自信が湧いてくるときなんです。

さっきみたいな陽全振りみたいな女の子だと、男の方がシュンってなっちゃうんですけど、隠の部分がある女の子だと、なんか自分が応援してこの子を元気にしてあげたいな、、っていう主体性が出てくるんです。

その主体性が出てきたとき=自分の自信が湧いてくるとき 
なんですけど、それを引き出させてくれる女の子の方が男性は元気になるんですよね。

やっぱり人ってみんなどこかで誰かの役に立ちたいと思っているんですよ。

それが陽全振りみたいな感じの人に当たると

「自分の出番ないし、自分はこの子を恋に落とすなんて100%無理だ、、」

ってなるんですよ。

男は誰しもが自分の気に入った人に

「この子から好きになってもらいたい!」

って思っています。

たとえ年の差が離れていたとしても。

その子の隠の部分が多くて、自分が役に立ったり力になりたいって思って実際そういった行動ができると

「もしかしたらこの子と良い関係になれるかも、、」

って期待して勝手に楽しくなっちゃったり。

「無理だってのは分かっているけど、そんなことになったら嬉しいなぁ、、まぁ、ならなくても良いけど、、」

みたいな感じで切なさもありつつ楽しい気分になるんです。

男ってお馬鹿ちゃんで単純で弱いので、ほんとうにそういうところがあるんですよ。

なので、自信がないっていうのは何も別に悪いことではないですし、それが原因で苦しむこともたくさんあるでしょうけど、でもその分、人の癒しにもなることもできれば、活力を与える存在にもなれるということなんです。

誰かのためになると思ったら、自信がないことも決して悪くはないですよね。

今日はそう思った1日でした。




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