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ここ数ヶ月のアート巡りについて

1週間に一度は「アート」に触れる機会を設けること目標にしているのだが、夏バテ感もあって、思っていたようには出掛けられていない。まあ、焦ることでもないのだが、非日常感を味わえるアートに触れていないから精神的にヘタっているのか、ヘタっているからアートを味わう気分になれないのか、見極めが難しい。

暑さが和らぎ始め、アート企画が目白押しの「芸術の秋」が迫っている。その前に、スマホに格納されているここ数ヶ月の写真記録からアート接触の実績を振り返ってみた。

1.東京国立近代美術館

東京国立近代美術館(MOMAT)は、写真の通り、6月、7月、8月と1ヶ月に1回ペースで通っていた。

開催中の企画展は「ゲルハルト・リヒター展」。抽象画についての知識が無さ過ぎて、殆ど何も理解出来ず、音声ガイドを聞いて、人が何かを意図して描く絵画と、出来るだけ偶然を介在させる抽象画の違いについて、少しだけ分かった気になった。

常設展だけでもかなり見ごたえがあるが、上の記事をみて、改めて常設展コーナーに展示されているゲルハルト・リヒターの作品も見に行った。

2.日中友好会館美術館

日中友好会館美術館は半年に1~2回くらいの頻度で覗いている。規模も大きくなく、ちょこっと立ち寄ってみるにはちょうど良い。

7月に訪れた時は、日中国交正常化50周年記念の企画展「~北京国際美術ビエンナーレより~」というのやっていて踊る兵馬俑のような気分になった。

この50年の間の日中関係の変化を考えると、日本人は、改めて長期的な視座で物事を捉えることが苦手なのだと思い至る。

ついつい、自宅近所の図書館でこんな本に手が伸びた。

3.三菱一号館美術館

三菱一号館美術館で開催中の「ガブリエル・シャネル展」に恐る恐る行ってみた。どう見ても男性を寄せ付けない感じがしてならないのだが、予想通り来館者の97%くらいは女性。ガブリエルさん、私には個性が強すぎて怖さしか感じられない。

年間パスポートも廃止になり、ますます気軽には行けなくなってしまった。

4.ワタリウム美術館

すいません。ここ3カ月間は1度も行ってません。視覚トリック展に2回見たが、その後はパタりと行っていない。オフィス勤務日は増えたが、19時に閉館なので、業後に交通費と時間を掛けて見に行っても20分も見れないからである。

最近、億劫だなあと、頭が真っ白になったら、鈴木大拙が世界に広めた禅(Zen)の企画展の案内が来た。2年前、講座を申し込んだのに、当時心身を病んでしまい、全部は聴くことが出来なかったのを思い出した。

5.フルーツミュージアム

オマケなのだが、桃狩りのついでに立ち寄ったみた。わざわざ訪れたのではなく、通り掛かりで偶然見つけ、ミュージアムに飢えていたので小躍りしながら入ったみたというもの。
以下が、公式ホームページだが、ものの見事に何も書かれていない。年中無休ということだけが分かる。

展示内容だが、実のところ、ここ数ヶ月のアート巡りのなかで一番興味深いものだった。個人的な趣味ではあるが、フルーツ狩りに行くなら立ち寄ることをおススメしたい。数こそ少ないがちゃんとアート作品もある。

以上、ここ数ヶ月のアート探訪でした。