自分史6(新しいお店も結局続けることができなかった)

新しいお店は、自分より年下の店長と、お昼の時間帯は主婦の方が多く、

お昼の時間帯と夜の時間帯と半々くらいでシフトに入っていました。

仕事内容はもちろん同じだけれど、微妙にやり方が違ったり、周りの仕事をこなす速さも違うしで、思っていた以上にプレッシャーを感じてしまいました。

また、自分が足を引っ張っていたらどうしようとか、どう思われているだろうとか気になりだしてしまって、精神的にきつくなってきてしまい、夜眠れない日が出てきて、頭がぼーっとしてケアレスミスを連続でしてしまったりして、プレッシャーに耐えられなくなっていき、

結局長くは続かずに辞めてしまいました。

今回ばかりは、自分でもとてもショックで、少し場所が変わっただけでプレッシャー感じてやっていけなくなっていたら、結婚してアルバイトするというのすら続けられないかもしれない、このままじゃダメなのにどうすればいいのかわからない、人に慣れようと週3だけだけど働いてきたけれどちっともよくならないと途方にくれ、

短大以降、張り詰めて生きてきたものがどっと溢れて、もう今は何もしなくていいや、という心境になって、しばらくは何も考えず好きに過ごそうと決めました。

今まではどこかで、「自分はもっと頑張れるのでは」とか「怠けているだけだったらどうしよう」と自分を疑う気持ちが常にあったのですが、この時ばかりは「逆にどうすればいいのか、どうにかしろというのならいっそ教えてくれ」と吹っ切れたような感覚でした。

やれることは自分はやりきったのではという小さいけれどしっかりとした自信が底の方にありました。

母は、アルバイトを年単位で続けていることは見てくれていて、私には無職の兄がいるのですが、私は月数万でも稼いでいるのでありがたい、と言ってくれるようになっていたので、「休んでみるのもいいかもしれないね」と言ってくれていました。

なのでこの時、やっと私は高校の時から望んでいたように、何も考えずに休むことができました。

それでも、現状は変わることがなく、何をどうすればいいのかわかりません。

無理やり人と接しても、自分の他人へのナゾの恐怖心はなくすことができないし、毎日「今夜は眠れるのだろうか」と心配しながら眠る日もなくせない。

これを治さないと状況は好転しない。でも一体どうすればいいのかがわからなくて。

精神科の薬は効かないし、カウンセリングは受けたことはあるけれど、とても頼りないものに思えたし、それ以外に何があるのか。

解決方法を見つけることができたらどんなに救われるだろうと、考えながら散歩していたある日、本屋さんに入って、唯一チェックする作家さんの吉本ばななさんの本をチェックしていたら、「Q健康って?」という本に目がとまりました。

いつもだったらこの類のタイトルは、何の役にも立たなかったことが多いし、手に取ってみることはなかったと思うのですが、その時は気になり、ページを開いてみると、安田隆先生との対談のところでかなり興味を惹かれ、これは自分には合っているかもしれない、今度こそ救われるかもしれないと思え、買って帰って、家で熟読しました。

どうやったら相談に乗ってもらえるのかネットで調べて、母を説得しました。

作家さんが紹介しているからか、わかりませんが、一度試してみることを母も快諾してくれ、安田先生に会いに行くことが叶いました。

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