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年頭所感

フリーランスのタイターとして、インタビュー記事を書いている水鳥るみと申します。やる気に満ち溢れた年頭の勢いに任せて、note、はじめました。

はじめることよりも、続けることのほうが大変だということは重々承知している。「なぜ計画もなく、無責任にはじめてしまったのか」と、明日以降の私からクレームが来るかもしれないが、そんなのは知ったことではない。

なぜなら、2018年の目標として「とにかく始める。二歩目を踏み出す。」を掲げたのは、紛れもなくこの私なのだから。

2017年の私は、二の足を踏むことに終始していた。
フリーランスのライターとして小さく第一歩を踏み出したものの、書きたいテーマやら方向性やら単価やらに悩み、自信だけがどんどんなくなっていった。
二の足とも、地団駄ともつかないステップを踏み続けた結果、足場が崩れて地盤沈下を起こし、私は自ら掘った落とし穴に真っ逆さまに落ちていった。


穴の中で、私はおいおいと泣いた。目をしょぼしょぼさせ、ちーんと鼻をかみながら、それでも書くのを辞めたいとは思わなかった。



「結婚式」について新郎新婦へのインタビューを始めて、もうすぐ1年が経つ。始めたきっかけは、「これなら書けそうだ」と思ったから。2016年に結婚し、2017年に結婚式を挙げた私にとって、そのテーマだけが唯一自信を持って書けるテーマだった。


今思えば、それで良かったのかもしれない。
読売新聞の「編集手帳」を担当する竹内政明さんは、池上彰さんとの対談の中で、文章を書くコツを次のように述べている。


私が文章を書くときにまず考えるのは、言葉にしてみれば身も蓋もないけれど、「うまく書けそうなテーマを選んで書く」、別の言い方をすると、「自分がわかっていることを書く」ということなんです。

出典:池上彰,竹内政明,2017年.『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』朝日出版,18


自分が「わかっている」からこそ、書けることがある。同じ境遇にいるからこそ、聞き出せる本音がある。そう思うことで自分を鼓舞し、私はキーボードにしがみついた。


ともかく、私は結婚式をテーマに「書く」という道を選んだ。それが第一歩目だ。結婚の先には、家庭があり、生活が続く。第二歩目もきっと、この延長線上にあると私は信じたい。



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