『青春18×2　君へと続く道』を見ました。とってもいい映画でした。

ネタバレを含む記事なので注意！

僕は清原果耶ファンです。大好きです。笑い方とか特に。本当に大好き。

だからもう清原果耶が楽しく台湾を旅している映像を見れただけでいい映画なんですが、それ以上にいいなと思う所はいっぱい。

何といってもやっぱり、ああ旅に出たいなと思わせる映像と、旅先で出会う人たちの良さですね。あんなにJR東日本が撮影に協力してくれることもないだろうというくらいの列車の映像。全然お昼の旅番組より旅に焦がれさせる。

この映画のキャッチコピーは「あの時、想いを伝えていたら　未来は変わっていただろうか。」18歳の時の恋、青春を36歳になった主人公ジミーが終わらせる話。

どうしたって自分に重ねてしまった。清原果耶が自分の高校生の時に好きだった人にしか見えなくなってしまった。ああ好きって言っときゃよかったな、そんな思いを見ないふりをしていたことを、ジミーと一緒に旅しながら過去を思い出して、後悔とあの時の楽しさを振り返って心をちくちくさせる時間。でも景色は綺麗だし、周りの人もいい人だから、別に苦しくはない。ああ、いい時間だったな。主人公もそんな気持ちなんだろう。

ちょっと待てよ。ジミーは36歳の旅でこの青春を終わらせた。となると、俺のこの心の隅に残るこのまだ終わってない青春も36歳まで行くのか？俺まだ21歳で、高校の青春を終わらせてないのもやばいと思っていたのに。それはやばいな。ちょっと早く終わらせよう。

ここから完全にネタバレしますからね！注意してください！

僕がこの映画を見る前に知っていた情報は「清原果耶主演」「藤井道人監督」「ミスチル主題歌」「日本と台湾の映画」「ラブストーリー」くらいだった。

でも、この5つの情報でもう不安にはなるだろう。
藤井道人といえば、「余命10年」。
そしてミスチル主題歌となるとバラードかー。ミスチルの映画タイアップなんて久しぶりじゃない？そういえば「君の膵臓をたべたい」の主題歌だったなー。

・・・やばい、ヒロイン死んじゃうよ！

だからずっと清原果耶死ぬな！と思いながら見ていた。大丈夫、この流れだと死なないな。よしよし。よかった。にしては現在のパートの清原果耶いないけど大丈夫か？大丈夫、めっちゃ清原果耶楽しそうだもん。死ぬんじゃなくてなんか他の理由だろう。あれ、松重さん、そのセリフは・・・

うわああああ死んでたあああああ。清原果耶ああああ。やだよおおお。

何してくれてるんだ藤井道人。もう、、ショックだよ、、。

でもそこからの清原果耶の回想、ジミーの回想で救われた。ハッピーエンドじゃないけど、バッドエンドでもない。多分、人生も旅もそんなものだ。主人公は前を向いた。こうやって前を向いて行こうよ、そんな想いを受け取る綺麗な映画。でも、僕はもう映画の清原果耶に恋していたので、喪失感はすごかった。あーあ。悔しいな。思い伝えればよかったな。ジミーに心が入りすぎている。

ずっと再開した只見線に乗りたいと思っていた思いが、この映画のおかげで爆発した。絶対次の冬乗りに行こう。

なんで只見に行くのに松本から行ったんだ？というネットの意見を見た。僕は単純に青春18きっぷを使える一番面白いルートだからだと思っていたが、どうなんだろうか。回り道いいよね。

そして俺も台湾をバックパックしたい！絶対に。台湾にはずっと行きたい。今年は絶対に行くんだ。小籠包食いまくってやるんだ。そしてランタンをあげるんだ。

ジミーと清原果耶の主人公二人、周りの人、只見と台湾の土地、すべて心地よかった。
黒木華がいいよね。俺はあの黒木華みたいな人になりたい。
あと、エンドロールを見た台湾の人は、黒木華と黒木瞳を親子かなと思っちゃうんじゃないかと思った。

清原果耶が好きだなと思い、俺も自分の青春を終わらせよう、そんなことを思った映画です。タイトルの×2の意味はいろんな説がありますが、俺は主人公と見ている自分の青春二つがちょうど重なり合ったので、その×2だと思いました。

ちなみに一人で見に行きました。ラブレターを見に行った主人公のように隣に清原果耶みたいな人がいれば、自分たち二人の×2だねと言い合えたんでしょうか。

ララLIFEの清原果耶の台湾旅でも見て元気を出そうか。