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意外とスルーされるマレーシア!?

2022年から東南アジアに事業を広げる検討をされているお客様との会話や問い合わせ対応中にでてくるワード。それは大体においてシンガポール、人口、インドネシア、経済成長、DXみたいなところで「いや〜マレーシアは正直あまり知らなかった、選択肢になかったわ」という生な声を聞くたびに、またなのか…そしてなんとかせねばという思いに。。(苦笑)

とはいえ、これはある程度仕方がないことで、マレーシアときいてBtoBで思い浮かぶことといえば、パームオイルや天然ガスなどの資源関係と、製造業や卸売業における日系企業の活躍やGrab(と言っても本社はとっくにシンガポール)、AirAsiaくらいですからね。もちろんBtoCで日本の小売や飲食業の活躍もありますし、今年はドンキホーテも参入してきましたが。。



そこで、先日startup genomから発表され東京が9位になったことで賑わいをみせたスタートアップエコシステム(生態系)の成熟度における観点を引用したいと思います。
この内容は日経新聞でも取り上げられたこともあり、
ご存知の方も少なくないかもしれません。

東京が9位になったのは世界TOP30のランキングなのですが、これとは別にTOP100 Emerging Ecosystemがあり、この中でクアラルンプールは同率の21位につけています。 (1位インドのムンバイ・3位インドネシアのジャカルタ・4位中国の広州・15位にトルコイスタンブール・21位はその他に台北・モスクワ・フランクフルト等)

ランキングに一喜一憂する必要はなく、むしろ各都市の特色を理解する上での目安として考えていけば良いと思いますが、大事なのは海外からの投資がされていることを踏まえて、どういった分野が今後伸びていくかをしっかりと見極めることかと思います。


そしてもう一つ大事なことは「単純にその国の人口が市場規模と見ないこと」。もちろんデジタル化の浸透や消費者動向と規模感という観点では外せない指標ではあるものの、テーマによってASEANという地域で考えられるもの、人種(中華系・マレー系・インド系など)で考えられるもの、消費行動の類似性で考えられるもの、世代で考えられるもの、等々があります。ASEAN10カ国の人口は6.6億強になり、全世界の約9%を占めます。
そしてその地域の入り口となる場所をどこにするか、という視点で各国の事業が進めやすい環境、生態系(エコシステム)、税金を含むコスト、地政学的なリスク、人材確保、国内外の投資コミットメント(本気度と投資額)という観点で整理をすると見えてくると思います。

マレーシアについては…
ここをハブにする戦略が優位性の一つであります。
今月に弊社のWebsiteが改版され、エコシステムに関連する内容がこちらから確認できますので、是非アクセスしてみてください。


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