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これからガンダムを観る人にオススメの映画版7本

私がnoteを始めたキッカケの一つとして、評論家の宇野常寛さんがガンダム好きということを知って、私も自論を書いてみたいと思ったことが挙げられます。

ガンダムのことについては書きたいことが山ほどあるので、今後また色々書いてみようと思います。

で、今回はまず「ガンダムに興味があるけど作品が多すぎてどれから観たらいいかわからない!」という方にオススメしたい、映画版のガンダム作品を7本ご紹介します。

1シリーズ50話前後のテレビアニメ版を観るよりは時間的にもお手軽だと思います。

オススメの映画版7本

観ていただきたい順番は以下になります。

・機動戦士ガンダム Ⅰ
・機動戦士ガンダム Ⅱ 哀・戦士
・機動戦士ガンダム Ⅲ めぐりあい宇宙

・機動戦士Zガンダム Ⅰ 星をつぐもの
・機動戦士Zガンダム Ⅱ 恋人たち
・機動戦士Zガンダム Ⅲ 星の鼓動は愛

・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

この7本を上から順に観てみてください。理由は最後に書きます。ここからは大まかな解説を。

機動戦士ガンダム  劇場版三部作

最初の3本は俗に「ファーストガンダム」と呼ばれる、1979年放映のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』全43話を3本の映画として総集編的に映画化したものです。

シャア専用ザクとか、「親父にもぶたれたことないのに!」なんていう名セリフなんかが出てくるのもコレです。

テレビ版にも良いところはたくさんあるのですが、この3本の映画版を観れば何となく「ガンダムってこういうものか」ということがわかると思います。

とくに重要なのは『Ⅲ めぐりあい宇宙』で、ガンダムのエッセンスがこれでもかと詰まっている傑作です。

新規作画もたくさんありますし、監督が映画制作に慣れてきた部分もあるのでしょう。『めぐりあい宇宙』1本でも映画として十分に楽しめます。

ガンダムがシリーズ化されなかったら、『めぐりあい宇宙』はアニメ史どころか映画史に残る一作になっていたかもしれません。

機動戦士Zガンダム  劇場版三部作

さて、次の『Zガンダム』三部作は『ファースト』の7年後の世界を描いた続編です。Zはゼータと読みます。

続編だけあって、『ファースト』の登場人物も成長した姿で登場します。

実はこの3本、ちょっと特殊な事情があります。

テレビアニメ版『Zガンダム』は80年代に放映されたのですが、当時は映画版は制作されず、20年経ってようやく映画化されました。

ですので、テレビ版と比べると作品の雰囲気や印象が変わっていたり、テレビ放映当時のアニメの画と新規描き起こしの画を織り交ぜて編集されていたりして、テレビアニメ版と比較するとちょっと違和感とか別物感があります。

特に画については旧画と新画がカットによってコロコロ変わるので、最初は見づらいかもしれません。

また、Zの物語における大事なシーンや要素をバッサリ切っているのも難点といえば難点です。

ですが、むしろ話の流れはわかりやすくなっていると思います。Zはとにかく元々の話が難解なので、映画版ぐらいでちょうどいいカンジでしょう。

エヴァの新劇場版に比べればZの映画版のアレンジなんてカワイイものです。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

そして最後は『逆襲のシャア』。これは『ファースト』から続く、アムロとシャアの物語の完結編として作られた、完全オリジナルの映画です。

完全オリジナル映画とは、元となるテレビアニメ版が無く、最初から劇場公開用の映画として制作されたものです。

この映画、2時間という尺では描ききれないほど沢山の要素が詰まっており、人物描写やメカ、作画、演出、セリフ回しなど各所が非常に良くできていて、ファンの間でもとても人気がある作品です。

ラストシーンは必見!

この7本をオススメする理由

さて、どうしてこのチョイスなのかというと、アムロのシャアの物語がこの7本で描かれているからなんです。

この2人のキャラクターをご存知の方は多いと思いますが、ガンダム作品は数多あれど、私はこのアムロとシャアの物語こそがガンダムそのものと言っていいと思います。

そして、この二人の関係を最初から最後まで見られるのがこの7本なので選んだわけです。

監督は全て富野由悠季。

90年代以降は富野さん以外の監督がガンダム作品を監督することが多くなりましたが、やはりガンダムといえば富野作品です。

ガンダムについての自論や富野由悠季このとは、今後また書いていこうと思います。

何から観ようか迷ってる方はまずこの7本を観てみてくださいね。

※7本なんか観る時間ないよ!という方には最初の3本、もしくは『めぐりあい宇宙』1本だけでも観てみてください。

もくぼん
Twitter : @mockbomb


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