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カバーカーライフ Mj6月号 より

鳴門市・会社員
市川 航大さん(25)
H13年式 日産 シルビア
[ 所有歴:7年 ]

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「電子制御のないクルマの方が、より一体感を感じられる」

免許を取ってすぐ購入した 自身と同年代のスポーツカー

 25歳の市川航大さんが乗るクルマは自身の生まれ年とほぼ同年代の日産シルビア。最近めっきり見かけなくなったその2ドアスポーツカーはやはり市川さんの年齢に似つかわしくないが、だからこそ、そこには“こだわり”がある。
 このクルマに興味が沸くきっかけとなったのは父の存在だった。
「父が昔、R32スカイラインに乗っていて、その影響で僕もクルマが好きになったんです。YouTubeとかでいろんなクルマの動画を見ているうちに『あぁ、シルビアってキレイだなぁ…』って」
 その願いはクルマの免許を取ったばかりの18歳ですぐに叶え、現在に至るまでの約7年間、今も市川さんの相棒であり続ける。
「このフォルムも気に入っていますけど、運転していて楽しいのが良い。単なる移動手段じゃなくて、走るための目的で乗れるんです」
 走りの楽しさをさらに増しているのは躍動感のある走りが体感できるFR駆動ということ。
「後輪駆動なのでリアが滑ったりもするんですけど、それを自分の腕でカバーしていくところに“クルマを運転している”という実感が得られる。何と言っても、それがFRの魅力なんです」
 FR駆動の国産スポーツカーは年々減り続けているが、トヨタ86やスバルBRZ、マツダ・ロードスターなど、現在でも販売されているモデルはある。しかし、市川さんにはこだわりがある。
「最近のクルマは電子制御もあるけど、この年代のクルマにはそういうものがない。個人的には電子制御がないクルマの方が運転する楽しさをより感じられるというか、クルマとの一体感をより感じられるのかなと思ってます」
 日常の移動手段は軽自動車を使っており、このシルビアに乗るのは休日の週末のみ。「このクルマに乗ると日常の嫌なことも忘れるし、走ることだけに集中できる」と毎週末を待ち遠しくしているのだが、さらに楽しみにしているのはほぼ毎月参加しているサーキットでの走行会だ。
 公道では引き出せないポテンシャルも、サーキットなら思う存分アクセルを踏み込め、FRスポーツならではの醍醐味も堪能できる。
「最初は緊張しましたけど、全開でアクセルを踏めて楽しいし、爽快感もあります」
 市川さんにとってクルマとは“楽しさ”こそ正義なのである。

ボンネットを開ければ綺麗に磨かれたエンジンルームが出現。「まずは今の状態で操れるように」 なった上でエンジンにも手を加えたいようだが、その分、見た目を美しく保って“映え”させている。
FRスポーツならではの走りの楽しさを堪能する一方、このシャープなデザインも市川さんのお気に 入り。サスペンションやデフ、アーム類などパワー系以外のところに手を入れつつ、このフォルムにマッチしたホイールなどでスタイリングもばっちり。

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