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母とスマホ|お福わけ通信#115

母はガラケーユーザーだ。

先日、母と電話したとき、
使っている携帯のサービスが切れそうだとか何とかで、
次のケイタイをスマホにしようかガラケーにしようか、
迷っているということだった。

「でもね、スマホって使い方がわからないのよ」と母。

パソコンも使ったことがないから、
進化するデジタル機器に対して、
「わからない」と思ってしまうのは当然だろう。

とはいえ、サービスが終了してしまったら、
連絡手段が手紙くらいしかなくなってしまう。

それはまずい。

そこで、私は母にこんなことを話してみた。

「お母さんさ、ATMは使ってるじゃん?」

「使ってるわよ?」何の話だかわからない母。

私は続ける。
「ベテランだよね。ずっと前から使ってる」

「そうよ?」
だから、何なのだ?と言う感じ。

「記帳したりしてるでしょ?
文字打ったりしてるでしょ?タッチパネルで」

「そうね、画面に出てくるわ。」

「スマホってね、あれの小さいバージョンだよ。
ATMが使えれば、スマホ使えるよ。」

「・・・あら、そうなの?」

ちょっと理解してない感じなので、もう一押し。
「そうだよ。タッチパネル、おんなじじゃん!」

「ふ〜ん。そうなの。なら、使えそうな気がするわ!
次の買い替えはスマホにしようかしら!」

なんとか、手紙での近況報告は回避できそうだ。

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