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新年度始まりましたね!朝の過ごし方!鬱というのはブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態!心のメンテナンス方法!

新年度スタートしました!
早いもので、もう4月です。

新年度、新卒で入社する方、異動して新しい部署で働く方、新しい学年に上がる方など、新しい環境で仕事や学校生活を過ごす人が多いのではないでしょうか。

ところで、みなさん、朝起きることや、朝の過ごし方は得意ですか?
どう過ごしたらいいのかわからないという人も少なくはないでしょう。

朝、起きてから1時間の間に、どういうふうに準備ができるのか、意識を上げられるかということについて、また、心のメンテナンス方法について書いていきたいと思います。

朝ってやっぱり、その日一日をある程度方向づけるものではないでしょうか。
それが、起きてすぐ漫然とテレビをつけ、漫然とコーヒーを淹れ、、、と自動操縦で習慣的な作業をこなしていると、なかなか意識レベルがくっきりと上がってこない。
そのままでいると、薄ぼんやりとした感覚が一日尾を引いてしまうんです。

そうではなく、ベッドから起きたら深く深呼吸をして、次にできるだけ一つひとつの行動を意識化して、ちょっと集中してみる。
これだけで、一日の気分がずいぶんクリアーなものになってきます。

もちろん、個人の体質によっては、注意しなければいけないことがあります。
例えば、非常に低血圧で朝が弱い人は、段々と少しずつ意識を上げていかなければいけません。
急勾配で上げようとしても無理だと思います。
だから、そういう人はスケジュール的には厳しいかもしれないけど、少しだけ、例えば10分だけでも早起きし、時間に余裕を持つことをお勧めします。

「仕事が忙しすぎて、朝なんか余裕を持って起きられない」という人も、たくさんいらっしゃるでしょう。
それでも、まず調子を上げてから一日をスタートするのは、意外に大切なことだと思います。

あと、週末なんかに、もう十分寝て、すでに眠くはないのに、ついベッドや布団の中に居続けてしまう習慣ってありませんか?
布団の中でぼんやりしているようでも、頭の中ではいろいろな空想をしてしまっていることが多いです。
そうすると、かなり精神的に疲れというかダメージを抱え込んでしまうことになるのです。
ですから、できたらエイっという感じで起きた方がいいのです。

つまり、習慣の力に頼ることによって、私たちは自分の行動を意識化しなくても、必要な作業をある程度進めることができるのです。

前述した自動操縦というものが大きなクセモノなのです。
例えば、起床した時に調子が悪くて、「今日は仕事に行くの、嫌だなぁ」とか「会議のプレゼンで失敗するかもしれない」とか、頭の中にどんどんネガティブな空想が湧いてくる朝の時間があったとします。

そんな重い気分を抱えていても、私たちは自動操縦で、パンにジャムを塗って食べたりすることができるではないですか。
「パンを食べる」ということを意識化し、「今、ここ」に集中しなくても、なんとなくパンをもぐもぐと咀嚼することができます。

つまり、自動操縦のせいで、集中する能力が鍛えられないのです。
だから、目の前のことをこなしながらも、その合間にはさまざまな空想やイメージが差し挟まれてゆきます。
知らず知らずのうちに、エネルギーが浪費されてしまう。
その中には、ずいぶんとネガティブな思考や感情も含まれているので、ちょっと比喩的な言い方をすると、「無意識に自分を傷つけていく」のです。

ネガティブな思考感情を引きずりながら仕事に手をつけると、やっぱりうまく捗らないでしょう。
目の前の仕事は少しずつ進んでいるかもしれないけど、どこか上の空でちゃんと集中できず、能率は確実に落ちてゆきます。

結局、そういう生き方を続けていると、「人並みぐらいしか仕事していないはずなのに、仕事量の倍ぐらい疲れている気がする」という感覚が常のものになってくるわけです。
覚醒レベルが中途半端だと、精神エネルギーをずるずるとロスしてしまいます。
そして、実際以上に疲れてしまうのです。

つまり、自動操縦に仕事を任せている時というのは、自分の中でどこか休みたい欲求がある。
だけど、そのまま作業を続けると、結果としてさらに疲労を重ねてしまうということです。

「うつというのは、心を車に例えて言うと、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態」なんです。
うつって、普通はエンジンをかけても心が動かない状態だと思っている人は少なくないのではないでしょうか。
でも実は、うつの人はものすごくアクセルを踏み込んでいる。
ところが、同時にブレーキも思いっきり踏んでいる。
だから、動けないままエネルギーはどんどん消費されるのです。

しかし、これはうつの人に限ったことではありません。
私たちは、日常の中で、確かにアクセルを踏んでいるんだけど、無意識にブレーキも2割ぐらいの力では平気で踏んでいるんです。
それが例えば、ネガティブな気分に心がぼんやり支配され、集中力が落ちている時ですよね。
多分そんな時、私たちの頭の中は「自分は今、疲れている。だから、全力を出すなんて損だから、おざなりにしたほうが省エネになって得だ」というような思考のつぶやきが起きていたりするのです。

ところが実際はそうじゃない。
ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるのと一緒で、満足な結果も出せないし、すごくエネルギーを浪費しているんです。
その上、もしかしたらエンジンがヒートアップして、車自体を、つまり自分自身を傷つけているかもしれません。

でも、私たちは潜在的に、素直になって渾身の力で挑むことをすごく恐れるんです。
恐れるだけじゃなくて、もっと言うと、「頑張る」ことを嫌がる。
それはなぜかと言うと、まさにブレーキを踏みながらアクセルを入れることを、私たちは「頑張る」ことだと思い込んでいるからかもしれないのです。

ブレーキをフリーにして、アクセルを踏めば、スッと走るのに、私たちはあまりにその状態を経験していない。
だから、それを「頑張る」ということだとは思えないんです。
だいたい「頑張る」という感覚を持つ時は、「嫌なことを頑張る」というニュアンスになることが多いのです。

だから、「今、自分は心のブレーキを踏んでいる」ということが自覚できれば、そこから脚を外すことができるわけです。

「心=車」の比喩は面白いものです。
だいたいアクセルは右側で踏みますよね。ブレーキは左側。
これを意識、無意識とすると、右側のアクセルは比較的意識しているものです。
そして、左側のブレーキを踏んでいるのは、かなり無意識的なのです。

だから、自分が無意識にブレーキを踏んでいるとき、その瞬間を自分で捉えるのが一番大切です。
これはある種の能力開発が必要かもしれませんが、自分が一生懸命頑張ってもどこか力が出切らないと感じた時、「アクセルと同時にブレーキ踏んでいるんじゃないか」と思ってみることが第一歩だと思います。

自分がモヤモヤした気分に覆われていると思った時、「とりあえず目の前のことにちゃんと取り組もう」と思い直すことがいいと思います。
そうやって、自分がブレーキを踏んでいることに気づいただけでその瞬間に、かなりブレーキが緩まるのです。
行動を意識化するだけで、そこから心の持ちようがずいぶん変わってくるんです。

つまり、何より自覚することが、心のベクトルをポジティブに変える第一歩と言えます。

うつの人は、心が結構激しく揺れ動いている人が多いと思います。
その混乱を整理するためには、自分の心の状態をこまめに捉えて、その度にちょっと正しい軌道に戻してやることが、かなり有効です。
そのためにも、「自分の心はどういう状態にあるのか」ということを、「今、ここ」の現場で気づくという経験が一番大事なんです。
まずは意識化、自覚の大切さを頭で理解してもらって、あとは現場でひとつひとつ実践する。
こうやって、ちょこちょここまめに経験値を上げていけばいくほど、自分の心のメンテナンスを自分でやれるようになってくると思います。

長文乱文になってしまいましたが、
朝の過ごし方や心のメンテナンス方法について書きました。
最後まで、読んでいただいてありがとうございました!

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