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アマゾンの統治者

https://revistaoeste.com/politica/aldo-rebelo-diz-na-cpi-que-ongs-governam-amazonia-com-a-conivencia-do-estado/

上記URLブラジル保守系デジタル雑誌 Revista Oesteより。

「今朝、7月11日に、2015、16年にブラジルの防衛大臣を務めた
アルド ハベロ氏が、現在同国国会にて会期中のアマゾン関連のNGOに関する特別調査委員会にて、ブラジル国内で活動する非政府組織は、準国家的役割を果たし、実際にアマゾン地帯を統治しているのは国の機関の援助の支援を受けての上でのそれらであると
証言した。
同氏によると、ブラジルの主要森林であるアマゾンには主に3種の統治力が共存しているとのこと。
公式な政府機関と、麻薬密売犯罪組織、ならびに非政府組織。
「最も重要な役割を果たし、力があり、専制的であるのは、準国家的役割を果たすNGO諸機関であり、それらが、ブラジルの政府機関、連邦検察局、連邦警察、更にはブラジル環境・再生可能天然資源院/IBAMA、ブラジル国立先住民保護財団/FUNAIまた現政権で発足したインディオ省などの支援のもとにアマゾンを統治している。非政府組織が利権を守るべく、政府機関諸々と一種のコンソーシアムを構成している状況だ。」としつつ、
その準国家に相対(あいたい)するのは容易でないとし、その理由は「彼らが現地にいながらではなく、政府機関の内部から実務を行うに至るからである」とした。

更に同氏は、ブラジル全土の14%がインディオ保護区に指定されているのは偶然ではなく、「綿密に計画」された上だとした。
「ブラジルのインディオ保護区のシステムは、実は北米が産みの親であり
ブラジルは実際にはその制度を請け負っているだけ。保護区に指定されている全土の14%が最も国中で生産性が高い一帯で、最も国中でレアアースを含む貴金属が埋蔵されている地域であるという事実が偶然であるなどと誰が信じようか。策略に則ったものであることは確実だ。」
アマゾン地域の出入りを40年来してきている経験上からも
アマゾン一帯の管理に関して政府自体は「全てにおいて力不足である」とした上で、犯罪組織が地域一帯にその触手を伸ばし、国内ならびに国際麻薬密売経路確保の手段として河川流域一帯をそれらが支配し、社会的にも経済力の上でも影響力を拡大していきていると述べた。
しかしながら、一帯に及ぶ軍事力は多大であるとし、「ヘリコプター、連邦警察、IBAMA, 陸軍、特別機動隊などが散乱し、戦争中であるかのような様相を一帯は呈している。
そこで、それらが犯罪組織を取り締まるためかというと、実はそうではない。あれだけの軍事力が、なんと、そこで牛やヤギを飼っていたり、トウモロコシやカカオを植えている小規模な個人事業者相手だったりするわけだ。そんな事実を私は2010年にはじめてこの目で見て、確かめるに至った。」と語った。」
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