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1月8日事件 「容*疑者」家族会代表の証言

 先週金曜日、7月13日に、ブラジル国会において、今年の1月8日に首都ブラジリアでおきた連邦政府機関占拠事件に関する特別公聴会が保守議員らの主催で開催され、容疑者家族会代表者らが招待され、証言を行った。
占拠事件翌日に、逮捕状も無しで逮捕された総人数は1500名に及び、現段階では総計2000名以上が逮捕された計算となる。(2月中旬に大統領府前で写真と撮っていただけで逮捕、収監され続けている男性もいる。2月に!)
概ねは仮釈放され、現在GPS装置装着を条件に、自宅待機となり、多くは旅券をとりあげられ、資産を凍結されている者も多い。現在なお、高齢者、障害者、持病をもつ人、12歳以下の子供の親を含む男女211名が収監され続けいる。
上記URL公聴会で証言した弁護士でもある代表者自身、父親がこの半年以上、起訴されることすらなく自宅から1300キロ以上離れたブラジリアの刑務所に未だ収監されていると訴えている。
(証言は同国下院議会で生放送された上記リンクの開始から凡そ42分時点から20分ほど。)
上記家族会代表、連邦府検察局員、収監者弁護人代表ら証言の内容主要は以下。
*事件翌朝の1月9日、ブラジル軍部の施設前に留まっていた保守層は、どこへ連れていかれるかも解らないまま、準備された何十台(百何台か)というバスに乗り込むよう強制誘導され、そのバス内に朝方から5時間程度食事も与えられず、トイレもない状況で監禁状態におかれた。女性らの証言で、バス内で、持っていたスーパーの買い物袋に用を足さざるを得ない者もいた。(実際に収監されてからは生理用品の不足から、経血がにじみ出ることはおろか、閉経を既に迎えている収監者が自らの洋服を割いて若い女性らに提供したと既に保守系の独立メディアでは報じられている)。
更には、ペット犬や子供を含んだそれら約1500名が連邦警察署の集会所に到着した後は、多くが手錠をかけられ、トイレに行くにも4-5回頼んでようやくそれを一時的に外してもらえる状況下で、当日夕方16時半過ぎまで水も食事も与えられなかった。
その当日自*殺未遂者が出たことは、当時SNSでも映像が出回った通り(この公聴会上で当時の映像を流している)事実であった。
*逮捕後、法律上24時間以内に拘置所へ男女別に誘導されるべきところ、72時間たってもそれが行われることがなく、実際に刑務所(拘置所ではない)へ誘導されるとなった段階で、女性刑務所に空きが不足しているという理由から、女性陣一部を男性刑務所へ一部送るという立案があったと容疑者家族会代表者は証言している。
*収監後7日間も、着替えを与えられず、拘束された1月9日当初から着の身着のままで過ごさざるを得なかった収監者も多かった。
*刑務所内食事内容がひどく、ガラス破片、蛆、かみそりに至るまでが混入し、なぜか得に毎週水曜と日曜日に、特に女性刑務所において食事内容が酷く、その両日は食事をとれない女性収監者らがいる。
10-17キロ、またひどい場合には30キロ体重が減った収監者もいる。
代表者の父親自身17キロの減重が見られたと家族会代表者は訴える。
糖尿病などの持病をもつ中高齢者が「容疑者」には多い中、身柄を拘束された時点から数えて、彼らの手元に個々人の状況に応じた適切な薬が個別に届くまでには多くの時間を要したことも証言。また魚肉卵類、乳製品が食事に一切含まれることがなく、唯一のタンパク源が大豆ミンチで、それに対するアレルギー反応を起こし、アナフィラキシーショック症状で失神するに至り、その後食事内容の変更を依頼したにも関わらず、対応がなく、更なる失神を繰り返した男性収容者も出たとの証言もあった。
*収監者には癌患者、自閉症者も含まれている。自閉症患者については、
自身の状況され、よくわかっていない者もいる。
*収監者全員に、刑務所入りするにあたりコ*ロナワクチンの強制接種が行われた。
この半年間でブラジル連邦政府によりコ*ロナによる封鎖が解除され、その扱いがパンデミーからエンデミー扱いに格下げされたにも関わらず、収監者らが、家族とテレビ電話による通話許可を得るためには、未だその家族らがワ*クチン接種者であるか否かが条件となっている。面会ではない。電話通話の話である。
*3月8日の国連が定めている世界女性デーに女性「容疑者」数名が仮釈放となったが、それに関して、起訴状すら存在しない中、なぜ仮釈放となったのかはもとより、未だ最高裁の厳しい監視下にあるのかなどといった説明は一切ない。中には、占拠事件が起きた1月8日の夜19時過ぎにブラジリアに到着した者もいた(映像紹介)。一方、母の日には女性収監者5名が集団自*殺をしようとしていた情報もある。

被害者家族会のアカウントより、その代表証言の一部の切り取りは以下。


備考 
食事内容詳細については:

日系人の収監者もいる:


来週21日(金)この公聴会の主催筆頭者であるブラジル国会下院議員を主とする保守系議員数名がNY国連本部へ出向き、当状況を訴えると既に保守系メディアでは報道されている。

https://revistaoeste.com/politica/parlamentares-vao-apresentar-denuncias-sobre-presos-do-8-de-janeiro-na-onu/

尚、昨年の12月から不法に収監されている日系人とインディオに関しても以下にリンクを貼っておく。

https://note.com/mkcaderno/n/nf9bc87f39a28


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