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健康だった頃の感覚

先日、自立支援医療受給者証更新のため、区役所へ。

その日は生理真っ只中で、且つ今回は薬増量の為か浮腫みと倦怠感が酷くどうしようもなかったが、ふと「動こう。やるべきことをやってしまおう」と勢い付け、区役所にて手続きを無事に終えることができた。

そして、その帰りに「今日はバスじゃなく、JRで帰ろうかな。近くの駅から少し歩くか」と思い、駅に向かう。
エキナカにある道内物産展らしきところをチラチラと見ながら「どれも高いな」と結局購入しなかったが、ふらつくことができた。

ゆっくりと帰宅しても、まだまだ時間がある。
「何だか疲れたな。少し横になろう」

そうやって、ふんわりとした達成感を感じながらケータイのナンプレゲームをしている時に思ったのだ。

「・・あ、健康だった頃の感覚だ」


いつもは、自分が決めた昼食時間まで時間があるとザワザワし、落ち着かなく、しかし意欲もなく負の思考連打で消えたくなるのに。

その時は、時間がたくさんあるにもかかわらず、ザワザワせず、ぼんやりとナンプレをやり通していた。負の思考もない。

これが、健康・正常、な感覚なんだ。
と一ミリくらい思い出した。

何かをやろうと焦らず、時間に囚われず、ザワザワせず、心気妄想もなく、ただ、その時間を過ごす。


健康だった頃、とある外科的病気になり、仕事を約1か月休んだ。大好きな酒も飲めずに、あの頃は何をして過ごしていたんだっけ?
と、時たま思うのだが、健康だったから、ぼんやりテレビを見たり、ゲームをしたり、本を読んだりが可能だったんだな。

現在の状態では不可能な事。

健康な・正常な人たちは可能なのだろう。

趣味と言える趣味が無くても、起きているのが辛いから早く寝よう、なんて思わないのだろうし、その場・その時でやりたいことが浮かび、実行する。ただそれだけのことだったのだと思う。

それだけのことが、うつになると全て困難になった。

でも、健康だった頃の感覚を一瞬でも思い出せたことは第一歩なのかもしれないと思う。

全く、今と異なる。
「正常な脳機能」という感覚。


そんな最近は、波があり、消えたくなることが殆どで、いかに異常であるかを理解する日々である。

やることは出来るのに、それは時間潰し。有り余る時間は私を苦しめる。

今日は、久々にnoteを書くことができたので良いとしよう。
消えてしまいたい時のつぶやきは、無視してください。
吐き出さないとどうにかなってしまいそうなのです。


うつを患っている方は、正常な(健康だった)感覚とうつの感覚の違いは分かりますか?

もし、分かる方がおられるなら、ぜひ教えてください。
薬によって、その感覚を取り戻せるのかも。
ぜひ。


読んでくださった皆様、ありがとうございます。
私と同じ状況の方達は、かなり辛いと思います。
共に、乗り切っていきましょう。






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