向き合うもの
人には左胸にポッケがあってそのポッケだけは自分でしか埋められない。
そんなことを韓国のお友達が言ってくれました。
その言葉をいつも音楽と向き合っているときに思い出します。
これは家族でも友人でも師匠でも誰にでもあるし、誰ともシェアできないことです。
音を奏でる時、次の音を奏でる瞬間、切ない和音が鳴った時。
生きてることを実感します。
悲しい音色、楽しい音色、奏でる時、幸せを感じます。
この感覚は誰ともシェアできません。今までもそれをシェアできずうまくいかなかった。
思い出せば幼い時、学生時代は一週間閉じこもって音楽に没頭していることも平気でありました。
この時間が私にはないと呼吸ができないのだと思います。
理解されることはありません。
今のパートナーの左ポッケには何があるのでしょうか。
本人自身ももしかしたらわからずに苦しんでいるのかもしれません。
今の私を温かく見守ってくれるパートナーには感謝しかありません。
一緒にいる時間はかけがえのない宝物です。
その一方で左ポッケの時間も楽しんで欲しいとそう心から思います。
そして目が見える、音が聞こえる。全ての感覚があることに感謝します。
感謝を忘れた時、それは人間を辞める時。
全ての命に感謝します。
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