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名付けようのない踊り 見てきました からの 乾杯 ~ day 950 (2022.02.16)

「1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます…が、不測の事態 での、企画変更を経て、再びビール日記をリスタートしてます。
950日目。これまでのログは → こちら

ちょっと前に、前振りをさせていただいた、ダンサー・田中泯さんのドキュメンタリー映画、” 名付けようのない踊り ” 。

遅ればせながら、この日に見てきました。

犬童一心監督の渾身の一作。
2年以上追いかけて、撮り続けられた素材を、どのようにまとめられているのか?そんなところも気になっていたのですけど、全編の語りが 田中泯さん、ご本人という構成にちょっとびっくり。
そして、ご自身の半生を振り返るような流れ。それも、単純な時系列ではなく、場所も、時間も、あちこちに。

自身のこども時代の記憶を、” 私のこども ” と呼ぶ、独特な感覚。
そしてそのころを再現する映像は、山村浩二さんによるアニメーション。

いまの田中泯さんを形作る要素のごく一部を、スクリーンを通して感じることができました。

この映像が撮られていたのが、72歳から74歳の時。そこからまた年月を経て、いまは76歳を迎えているわけです。先日もあさイチ出演の時にも、そこになんの違和感も感じることはない、自然体。そろそろ仙人の領域?w

個人的には、終盤の福島で蜘蛛と踊る姿が、かなりツボでした。それまでの、全体的なの流れもあったのだと思います。

ダンサー というと 自己を表現する人。
すなわち、どちらかというと、” selfish ”  な存在だと思ってたのですけど、田中泯さんのダンスは、自身の居る場、そこにあるもの、そこにいるひと…その他諸々の要素と一体になるためのもの。
それを 踊る という表現を使って、過程と結末を表現しているのだな、と。

表現したいという原動力は、他を理解したいとうことなのかな?と。なんかうまく言語化できませんけど…

いろいろと、目からウロコの多くのインプットがありました。とてもしあわせな時間。

この作品、もちろん TV で放映されていたとしても、それなりに惹きつけられるものはあるのでしょうけど、映画館という場所で見ることで、より作品に没入することができたな、と思います。

田中泯さんと、出会わせてくださって、本当にありがとうございました。

余韻を感じたくて、ふらふらと歩いて帰路につきます。京都駅から棲家まで、時間を気にしなければ歩いて帰れますんで。

棲家に帰っての一服は、アサヒの黒生 。マルエフの黒ヴァージョン。

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新垣結衣さんのCM、” おつかれ生です ” でおなじみのやつ。
ロースト感しっかりのモルトに、キレとコク。本格的な黒ビール感を漂わせながら、割と呑みやすい。

田中泯さん。ビールは好きなのかな?一度、酌み交わしたいなぁ…

ごちそうさま。















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