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2.2年次編入か、3年次編入か

先の記事(1.大学編入学歴ロンダリングという方法)で、浪人や仮面浪人と比較して大学編入という選択肢のメリット・デメリットについて説明をしてきましたが、ここでは大学編入には大きく2年次編入と3年次編入がありますので、それぞれについて書きたいと思います。

何年次に編入するか

大学編入は大きく2年次編入と3年次編入に分かれます。簡単に、前者は大学1年生終了時に所属している大学を退学し、別の大学の2年生として入学するもの。3年次編入はそれぞれ1年プラスして、2年生終了時に所属している大学を退学し、別の大学の3年生として入学するものになります。


2年次編入のメリットは、1年しか元の大学にいる必要がなく、裏を返せば3年間新たな大学で過ごすことができることが一番でしょう。単純に不本意な大学で過ごす期間が短くなるということだけではなく、多くの私立大学では1~2年生のキャンパスと3~4年生のキャンパスが分かれており、大学の華のひとつであるサークル活動は1~2年生のキャンパスを中心として活動することが多いため、3年次編入では新たな大学でサークル活動に打ち込むのはよほど度胸がないと難しいでしょう。
また、単位についても、もし専攻を変えるのであれば、編入前に取得した単位はほとんど認められず、新たな大学で単位をほぼ1から取り直すことになります。2年次編入であれば残り3年間で単位を取り直せばよいのですが、3年次編入の場合2年間で単位を取り直す必要があり、さらに就職活動も待っているのでものすごく忙しくなります。事実、私は3年次編入で認められた単位が40ほどしかなく、卒業までに100単位も必要になりました。そのため3年生から4年の前期までは、土曜日も大学に通わざるを得ませんでした。
2年次編入であれば、そこまで単位取得に追われることもなく、サークルにも入りやすいので、絵に描いたようなキャンパスライフを送ることができるでしょう。
デメリットについてですが、2年次編入を実施している大学が少ないことが挙げられます。国公立はほとんど実施しておらず、一部の私立大学のみが対象です。もちろん、2年次編入で失敗したとしてもその後で3年次編入に切り替えることは可能なので、最初から2年次編入にこだわらず3年次編入を視野に入れておくことをお勧めします。

3年次編入のメリット、デメリットは2年次編入の裏返しとなります。私含め同じタイミングで編入した同級生は10人ほどいましたが、2人しか新たな大学のサークルには所属しませんでした。その2つも、門戸が広いチャラいイベントサークルと国際交流サークルでした。残りの8人は前の大学のサークルに顔を出したりしていたようです。私はサークルには入らず別のことをしていましたが。。。

結論としては、よく想像するようなキャンパスライフを送りたいのであれば2年次編入を中心に準備し、不合格の場合は3年次編入を目指すべきでしょう。

よい大学に入りたいのであれば、選択肢の多い3年次編入を中心に準備し、複数の大学を受験できるような科目選択とスケジュールを組んでおくべきでしょう。

次は大学選びについて書こうと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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