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10円玉

家計簿をつけているとき、何気なく10円玉を見て、

あ! ギザ10じゅうだ!

ギザ10だったのは、この、昭和32年の10円玉。
生まれる前ですね。

上から見たら、普通の硬貨。
でも横から見たら

手前の硬貨、縁に100円玉や50円玉、500円玉のように、細かい縦線が入っています。

ちなみに、5円玉と1円玉は、今の10円玉のようにツルツルです。

昔、ギザ10、見つけたら集めてました。
あれ、どこにやったかな?

捨ててないだろうし、
使っちゃった記憶もない。

一体いつからいつまでの10円玉がギザ10なんだろう…

他にもちょっと古そうな十円玉見てみた。
昭和48年はもうギザ10じゃなかった。

ギザ10とそうでないのは、柄違うのかな?
新しい硬貨とも比べてみる。

変わってないみたい。

裏は?

え?どっちが表でどっちが裏?

まあいいや
反対側

違わない?

いや、よーく見ると、鳳凰堂の庇のところが、少し形違う?

古いのは、すりべっているせいもあって、違って見えるのかもしれないけど…

そう思いながら、ほかの10円玉見ていて…

あ!

平成31年って…

イコール令和元年。4ヶ月しかなかった年の硬貨。
あんまり数がないのでは?

平成31年の500円玉は、ちょっと価値があるって聞いたことがある。

でも、10円玉も、それなりの数あるにしても、絶対数的には少ないはず。

わずかでも希少価値があるかもしれない硬貨を見つけでなんだか嬉しくなりました。

ところで、10円玉の模様になっている、宇治の平等院鳳凰堂

中学校の頃、自分でその歴史や文化財を調べてまとめたことがあって、その翌年くらいに、修学旅行で行って、すごく感動しました。

なんだろう…
あの時の気持ちが未だに忘れられません。

鳳凰に初めて会えた気持ち。

修学旅行のガヤガヤした中だったはずなのに、自分の中では、たった一人でそこに立っているような、時間が止まったような感覚でした。

あれ以来、平等院鳳凰堂には行っていませんが、10円玉を見ると思い出します。

またきっと行こう。

そう思って数十年。

でも絶対行くんだ!
そう思う場所の一つです。

硬貨を使う機会が減ったこの頃ですが、
日本の硬貨、大事にしたいです。


そういえば、昔
一円玉の旅ガラスって歌ありましたね。
よく歌ってました ♪

一円玉の旅がらす
ひとりぼっちで どこへゆく
一円玉の旅がらす
あすは湯の町 港町

一円だって 一円だって
恋もしたけりゃ 夢もある
ああ出世街道 どこへゆく
晴山さおり「一円玉の旅ガラス」 1990

10円だって
私だって

恋もしたけりゃ  夢もある〜♪

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