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八十八夜、美味しいお茶を飲みたい!

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る〜♪

今日は八十八夜です。
この時期、県内のお茶の産地は、大忙しです。

冒頭の茶摘みの歌。
ずっと静岡の歌だと思っていたのですが、
京都の宇治地方に伝わる茶摘み歌から来ているようです。

子供の頃、これを歌いながら手遊びをよくしました。
これとアルプス一万尺。
飽きもせず、毎日毎日延々とやっていたような…

今の小学生も、やったりするのかな?

お茶といえば、静岡ではほとんどの人が、
お茶はぬるめのお湯で淹れる
と思っていると思います。
多分…

でも、以前九州のある地方では、
わざわざぬるくしてお茶を淹れて出したのに、
冷や茶を出された、って思われるじゃない!
と言われました。

その時は、新茶を買ってきて、お茶を淹れる水も、水道水ではなく天然水を汲んできて、美味しいお茶をお客様に飲んで欲しくて一生懸命だったんですけど…

お茶の温度は、お茶の種類によって違いますが、高級なお茶ほど、低めがいいと聞きます。

ですが漠然と70度くらい、と思っていたので、今回ちゃんと調べてみました。

玉露は55度くらい
アミノ酸は、50度以上の低温で出やすいそうなので、この温度で淹れたら、アミノ酸が多いお茶になるのかしら?
低温で淹れた玉露は、甘くて美味しいです。

煎茶は、70〜80度位が渋みが出なくて美味しい。

玄米茶、ほうじ茶、紅茶などは100度がいいそうです。高音で渋みや香りをじっくり引き出す、これもまた、紅茶や玄米茶ほうじ茶の美味しさを引き出す為の温度だと思います。

カテキンは80度以上で出やすいので、カテキンを摂取する目的ならば、カテキン含有量が多い、二番手三番手の煎茶や、釜炒り茶を80度以上のお湯で入れて飲むのが良さそうです。
カテキンは、渋みの成分なので、逆にいえば、80度以下の方が渋みが出ない、ということになりますね。

また、カフェインは、60度以上でぐんと溶け出すので、寝る前などカフェインをとりたくない方は、60度以下の低温、または水出し煎茶などにしたら良さそうです。
ちなみに玉露や抹茶など、若い葉で作られる茶葉にカフェインが多いそうです。

また、お茶にはビタミンCも含まれています。
通常のビタミンCは、高い温度で壊れますが、お茶のビタミンCは、温度が高くても、煮立てたりしない限り壊れないそうです。
ただ、ペットボトルに入っているビタミンCは、人工のアスコロビン酸と言われるもので、酸化防止剤の役割があるそうです。
お茶の天然ビタミンCとはちょっと違うみたいですね。
やはり天然の方がいいんじゃないかしら?

他にもお茶には、コレステロール低下や、がん予防、口臭予防や虫歯予防など、たくさんの効果があります。
(お茶を飲んでいるから大丈夫、と言えるほどの効果ではないにしても…)

お茶って、すごいです!

さて、新茶というと、私は人にあげるときに買うけれど、自分ではなかなか買いません。

でも、ちょっと高めの新茶を買って、低温でじっくり淹れて飲んだら、
そこに、美味しい和菓子でもあれば、

コーヒー専門店や、美味しい喫茶店に行くくらいの贅沢さを味わうことができそうです。

今年は、自分のために、
新茶、買ってみようかしら。

新茶は、心持ち茶葉を多めに入れて、
70度のお湯を少し入れて30秒から1分むらしてから、70度のお湯を、必要なだけ入れる。
3〜4界急須を回してから、均等につぎ分け、最後の一滴まで振り出す。

こうしたら2〜3回目まで美味しく飲めます。
3回目は、長めにおくけれど…

最近は、ペットボトルのお茶も美味しいけれど、美味しいお茶、急須で入れて飲んでみてくださいね〜

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