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宇佐神宮 2

前回、今からいよいよってところで終わってしまいました。

前回の記事はこちら

では、続きから

宇佐神宮境内の上宮にやってきました。
国宝の勅使門は目の前です。

ジャーン!

えっ…
こちらも改修中。なんてこった。
あの美しい勅使門を、ここまできて見られないなんて、ショックすぎる。

とは言え、神様はちゃんといるのでお参りします。
まずはこちらを

一の御殿前でお参り

宇佐神宮でのお参りは、普通の二礼二拍手一礼ではありません。

なんでなのでしょうねえ…
と、四拍手でお参りしました。

二の御殿、三の御殿は、幕の前での参拝になりました。

祈祷殿の前には、

素敵なご神木です。
樹齢約八百年の御神木だそうです。
御神木の周りを一周してから御神木に触れ、御神徳をお受けするといいそうです。
と、後で知りまして、一周していませんが、ご神木に触れてきました。

さて、勅使門の正面に当たる場所に、何かあります。

大元神社遥拝所?

大元神社は、宇佐神宮の奥宮です。
標高647mの御許山おもとさんの9合目に鎮座しています。

その由緒は、八幡神がここに現れた、という説と、比売大神ひめおおかみ多岐津姫命たぎつひめのみこと市杵嶋姫命いちきしまひめのみこと多紀理姫命たぎりひめのみこと)が御許山おもとさんに降臨されたという説があるそうです。

御許山おもとさんの山頂よりやや下ったところに、3つの巨石(磐座いわくら)があり、この巨石をよりしろとして比売大神ひめおおかみ、及び八幡神はちまんしんが降臨こうりんしたとされています。
拝殿の背後にある石鳥居から頂上側は、御神体の巨石(磐座)を祀まつる神域であるため禁足地となっているそうです。
大元神社はパワースポットとも言われているようです。

御許山はどこ?と、下の写真を見て探しました。

大元神社の写真でしょうか?
反射して見にくいのですが、古い写真のせいか、何とも言えぬ雰囲気を感じます。(ちょっと怖い)

ここで、今回見ることができなかった県指定文化財の勅使門(南中楼門)と、日頃見ることができない(私も見たことがない)国宝の本殿の写真が載ったパンフレットの一部を紹介いたします。

再び宇佐鳥居を潜って、上宮を降りることにします。
宇佐鳥居の正面に見えるのが、国指定文化財の摂社、若宮神社です。

天長元年(824)ご神託があって、仁壽2年(852)に造営創祀されました。応神天皇の若宮であられる大鷦鷯命(仁徳天皇)と皇子をお祀りしています。

除災難・厄難の神様として有名とのことです。

そこから左に降りていくと下宮です。

下宮が見えてきました。

勅使門は見られなかったけれど、下宮もとても美しい建物です。

八幡大神様・比売大神様・神功皇后様が祀られています。

弘仁年間(810年代)勅願によって創建され、上宮の御分神をまつられたことから、は上下御両宮のご鎮座となりました。
その為、「下宮参らにゃ片参り」と云われるようになりました。

ここでも八幡大神様・比売大神様・神功皇后様の3箇所にお参りしました。
下宮の門(内側から見たところ)

下宮の門です。
こちらが正式な入口のようです。

下宮をでると、床が高くなった建物がありました。高倉です。こちらも県指定文化財です。祭器具等を納めるところのようです。

行きは、菱形池の方から、亀山を登って上宮にいったのですが、本当はこちらが、上宮へ参拝する際の参道です。

この鳥居の前あたりに、祓所というのがありました。見てみると・・・

池の上に、舞台のようになっています。
神事の前の、お祓いをするところだそうです。
奥の方には小さな滝があります。
とても美しく、すがすがしいような場所でした。

ここから、西にのびる道があったので、行ってみました。

弥勒寺後に、建てられた神社で、八坂神社と養蚕神社と合祀されています。

こちらは、宇佐八幡の神宮寺、弥勒寺跡です。
神宮寺とは、神仏習合思想のもと、神社に付属して建てられた、仏教寺院などのことです。

弥勒寺の遺跡

先日記事にした、鷹栖観音の文字もあります。

記録では、725年に八幡神を現在の小椋山に移したとき、東方の日足の地に弥勒禅院を建てたことが記されています。
金堂・講堂・東西の塔などのある、大きな寺院だったようです。

このあと、そのまま西に行ったら、県指定文化財の呉橋があったのですが、気づかずに大鳥居の方に戻ってしまいました。

呉橋は、御殿のような屋根がついた橋です。
昔呉の国の人が架けたともいわれているそうです。
気になる方は。、ググってみてください。

表参道に戻ってきました。
大きな石燈籠があります(奥にある石燈籠)

植物が這っていてわかりにくいですが、石垣のように石を積み上げて高くしていて、裾が広がっています。いつ頃作られたのでしょう・・・?
こういう形の石灯籠は、初めて見ました。

さて、行きに見た大尾神社に行く道の反対側は、美しい池、初沢池があります。
いつぞや、夏の朝早くに来た時には、ハスの花の美しさに目を奪われました。

今は鴨がのどかに泳いでいます。

池の向こう側は、宝物館になっています。
この時間はもう、閉館していました。
たくさんの国指定の文化財があるようです。いつか見たいです。

黒男神社の裏側だったかしら・・・
なんともおもしろいポストがありました。
このポストの上に乗っているのは・・・
これ、たぶん呉橋を模しているんだと思います。
呉橋って、こんな感じです。

だいぶ日が傾いてきました。

向こうに見えるのが、行きに渡った橋です。
帰りは、お腹もすいていたので、黒男神社の脇から、表参道の売店の方にでました。

この橋のたもとの茶屋で、一服しました。

お団子と甘酒のセットをいただきました。
私は、味噌の団子を食べました。
めちゃくちゃ美味しかったです。
きな粉を食べた友人は、大豆の味がするおいしいきな粉だと言っていました。
両方食べたかった 笑

ここから、表参道入口まで、昔懐かしい感じの仲見世商店街が続きます。
時間の関係で、そこまで行けなかったのですが、さまざまなおみやげ屋さんや食堂が並んでおり、なかなか面白そうなところです。

宇佐神宮の参拝お土産は、宇佐飴が有名です。
柔らかめの、千歳飴みたいな感じじゃなかったかなあ・・・
(かすかな記憶)

最後に、宇佐神宮で買った御朱印帳と御朱印です。

おそらく、宇佐神宮の祭祀の一つ、仲秋祭を表した図柄だと思います。

なかなか素敵。
ビニールのカバーもついてました。
仲秋祭は、隼人の乱を静めた八万大神の御神意で、隼人の霊を納めるために始まりました。全国の放生会(捕獲したを野に放し、殺生を戒める宗教儀式)の始まりと言われます。

そして、御朱印は

シンプルです。
これが本来の姿、という気もします。

これで、ようやく私の大分旅行の記事はすべて終了です。

私にとって、大分は心のふるさと です。
日豊線からの風景は、昔と変わらなくて、驚きつつ嬉しかった。

大分は、他にも、素敵なところがたくさんあります。
でも、なんせ遠いです。

いつかまた、ゆっくり行けたらいいな、と思います。

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