医療の嫌いな医学生!? その2

皆さん、おはようございます。今日からまた週末ですね。
さて、前回では主に私の大学生活の前半までをお伝えしてきましたね。
今回以降は、4年次以降の大学生活をメインに書いていくとしましょう。

まず一般論として、大半の医学部では4年次になると臨床に関する講義が始まり、5年次からはグループに分かれて行う病棟実習(通称: ポリクリ)が始まります。そのため、多くの学生にとっては将来の志望科などに関心を寄せ、将来のキャリアについて考え始める時期になります。

私の場合、4年次には一時的にアトピーも落ち着き、ここから巻き返すのか…と思いきや、そのような気は更々起きませんでした。というのも、既にこの頃から医療に不信感を抱き、おまけに怠け癖もついてしまったからです。引き続きほとんどの講義を寝倒し、学生参加型の実習では適当にやり過ごしていました。同時にこの頃から、私は自身が医学部にいる意義についても疑念を抱き始めました。

「こんな自分が医学部になど居座っていていいのだろうか、自分の代わりなんて幾らでもいるというのに…」

このような想いを抱く度、私は休学などの形で医学部と距離を置きたい旨を何度か親にも伝えました。しかし、その都度もっともらしい理由(時間の無駄, 世間体が悪い…etc.)を付けられて却下されてしまい、結果的に己の心を欺いて医学部に居続けるより他に無かったのでした。この時点で、私は完全に自分のために医学部にいるのではなく、親のために医学部にいざるを得ない状況となっていたのです。

親の顔色を伺いつつ、4年次の終わりに控えていた進級試験(CBT)はその場凌ぎの付け焼き刃の知識で突破したものの、その先の病棟実習がまた地獄でした。まず、同じ班となったメンバーとはそれまでさほど絡みが多くなかったものの、私とは正反対に意識の高い学生が多かったのです。また、5年次になっても心不全の定義が説明出来ないなど、基本的な知識も薄弱でした。そのような私は、診療時間の合間を縫って講義をして下さった先生方の発言内容もまるで理解出来ず、実習中は恰も異国の地にでも放り出されたかのようでした。格の違いを見せつけられ、私は益々自信を喪失すると同時に、アトピーの症状も再度不安定となっていきました。

一方で、私は現代医療の問題点により関心を抱くようになり、講義・実習以外の余暇時間は塾講師のバイトや旅行、野球観戦に加え、それらについての書籍を読むのも趣味の1つとなっていました。そこで、ある事実に気付いてしまったのです。それとは…

現代医療=対症療法(アロパシー)を基盤とし、大衆の心理にに漬け込むことで医療マフィアが巨額の利益を得るために作られたシステム

これに尽きます。大学病院や製薬会社が結託し、嘘のエビデンスをでっち上げて余分な処置や投薬を行うことで、巨額の金銭を動かしながら多くの患者を死に追いやっているという事実を、私は若くして知ってしまったのです。この影響で、私は将来を見通せないまま板挟みの状況に陥り、医学の学習にも尚更迷いが生じてしまうのでした。

果たして、そこからどうやって国家試験合格に漕ぎ着けたのか…

長くなってきたので、本日はここまでにしたいと思います。
ではまた次回、お会いしましょう!


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