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初期研修医時代の同期、山にて死す...(涙)。

皆さん、こんばんは。また新しい週が始まりましたね。
月曜の憂鬱を吹き飛ばし、明日への準備をしているところでしょうか?

さて、本日なのですが、私自身の自叙伝(大学時代の続き)から急遽予定を変更し、別の話題についてお伝えしたいと思います。その話題とは…

タイトルの通り、初期研修医時代のある同期の訃報になります。
少々悲しい話題ではありますが、具体的なエピソードも交えてお伝えして参りましょう。

私は、以前からその同期・M先生(男性)のことを内心気にかけていました。
というのも、彼は同期の中では一際浮いた存在だったのです。

まず、彼は私よりも年齢が9つ上で、再受験を経て医学部最難関・東大理Ⅲを卒業していました。
しかし、恐らく元々あまり人と関わるのが好きではないのに加え、一般常識にも疎いところがあり、彼は周囲となかなか馴染めずにいました。

その中でも、彼は私に対しては比較的心を開いていたものの…

結局1年目の終盤に研修を中断し、勤務先から姿を消してしまいました
それからも私と彼は数年間LINEで繋がっていたものの、一昨年頃から音信不通となっていました。

以降近況が分からないまま気を揉んでいた、その矢先のことです。

本日夕方頃、ふと思い立った私は、彼の名前を何気なくGoogleで検索してみたところ…衝撃的なニュース(※下記リンク参照)が、目に飛び込んできました。

https://www.sankei.com/article/20230822-O3LWCVSRNBP3RJ7YVLK3KJZ4OI/

何と、彼は半年ほど前に亡くなっていたというのです。

報道によると、昨年8月下旬、彼は1人で北アルプスの奥穂高岳へ登山に出掛けていた際、どうやら落石に巻き込まれてしまったようです。
最終的に警察の捜索により発見され、病院に搬送されたものの、そのまま帰らぬ人となってしまったとのことでした。

まだ40歳という若さでした。

思えば、彼は勉学面ではある意味頂点を極めたものの、本人の性格からして人生面では苦労していたのかも知れませんね。
また、登山コースがハイレベルだったとも記事に書かれており、今回の挑戦自体も多少無謀だったかも知れません。

彼も彼なりに生きる術を模索しつつ、日々の生活を営んでいたのでしょうが、このような非業の死を遂げるなど、誰が予想出来たでしょうか?

まさに『人間万事塞翁が馬』。人生は何が起こるか分からないものです。

『今日1日を大切にしつつ、悔いのない人生を生きていこう!』
と、改めて感じさせられるエピソードでした。

同時に、亡くなられたM先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます🙏。

ではまた次回、お会いしましょう!



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