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サブカル大蔵経451松浦弥太郎『松浦弥太郎の新しいお金術』(集英社文庫)

遠い街から来た友にはお茶を出す。お金さん、遠い旅して、僕のところにたどり着いた。ぞんざいにしない。p.32

松浦的擬人化は大好きです。ただ、ここまでくると、ホラー・エッセイの趣きも。

松浦さんの文章を読んだ時は、なるほど!と思うのですが、続かない自分です。

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お金に好かれる、お金が喜ぶ。p.10

 主語の転換だけで一変する世界。

こんな使い方してお金さんは喜んでくれるだろうか?p.36

 たしかに…。

せき止めて私物化してはいけない。p.50

 たしかに…。自分のものじゃない。

〈勤める〉は、報酬を得る貢献仕事。〈務める〉は、使命を果たす、無償。共に揃って大活躍することはない。そのかわりカバーしてくれる。いいコンビに育てましょう。p.78

 布施と法施と職業と。

仕事の本質は準備。p.95

 茶道してる方にも言われました。

使う前に十秒立ち止まる。p.116

 今ならポチっの前に。

弱者になるな。弱者と敗者は違う。p.157

 ときおり勇ましい言葉が挿入されます。松浦さんは文化系のように見えますが、実は体育会系なのかな?と思ったりもしました。

使ってこそお金。p.193

 前住職もよく言ってました。自分のお金でないのだから、ためても仕方がないと。寺の改装に思い切って注力してました。そのおかげで今があります。

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