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サブカル大蔵経949小田原ドラゴン『今夜は車内でおやすみなさい。』⑴⑵(講談社ヤンマガKC)

昨夜ヤンマガWebで読んだ小田原ドラゴン『今夜は車内でおやすみなさい。』に衝撃を受け、注文しようとあらゆるネット書店見てもすべて売り切れになっていました。

昨年発刊なのにもう絶版扱い?簡単に重版しない出版状況なのでしょうか。榎本俊二『アンダー3』も紙の本にならないぐらいだから、講談社はそういう方針なのでしょうか?それか『アンダー3』の場合は内容で紙媒体はヤバいと判断されてるのか…。

…で、今日、地元の書店の漫画コーナー見ると、『おやすみなさい。』ありました。

ネット書店で売り切れていても、地元の書店にあることもあるんだ…。最新刊の3巻はありませんでした。

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「この先もうなんのドラマもなく ただこのまま歳をとって死んでゆく 自分はもう終わった人間なのではないか… そんな事を考えてたら なんだか怖くなって 急に身体が震えだしてきた」 (1巻p.6)

なぜ、本書で衝撃を受けたかというと、本当の同世代の言葉と行動に出会えた感じがしたからです。

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(1巻p.101)

小田原ドラゴン先生も吉田豪さんも私も昭和45年生まれです。

「トラックのエンジン音が… 子守唄みたいだ…」(2巻p.9)

 私も子供の頃に父とフェリーに乗った時のこの音がいまだに耳に残っています。

「もう何もすることないんですけど…」(2巻p.58)

 禅僧のような境地

「3千円の寝袋には3千円の意地があるんだ」(2巻p.66)

 擬人化大好き

「回れば回るほどね 自分を見失うというかね… ボクなんかも本当はやめたいんだけど 回るのをやめられないんですよ…」(2巻p.142)

 主人公は聞く力を持っていると思いました。

 本書もゆるキャン△も富士山スタート。



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