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【MLB】~結果発表~「note担当者・読者の順位・タイトル予想」にFangraphsを添えて

(画像はmlb.comより引用。全ての商用的意図を放棄して執筆します。)

いつもnote企画をご覧頂きありがとうございます。

本日はnote担当者、そして読者の皆様に伺った「2024年シーズンの順位・タイトル予想」をまとめたnoteをお届けします。

集計結果に加え、Fangraphs との比較や、注目コメントなども記載します。

北米の本開幕が盛り上がる一助となれば幸いです。

※集計数 77


順位予想

ア・リーグ東 優勝は?

オリオールズ(BAL)が53票で7割に迫る支持を得る。WS制覇が至上命題と謳われるヤンキース(NYY)は15票と20%に満たない結果に。

BALには、「総合力の高さに加え Corbin Burnes の補強が大きい(ミナヅキさん)」旨のご意見が目立ちました。

NYYについては「SotoやJudgeといった打線のコアが固まっていて先発陣もある程度固まっている(とうがんさん)」など実績ある選手による安定感を推す声も一定数。

なお、Fangraphs は大接戦の上でのNYYの優勝を予想しています。

ア・リーグ中 優勝は?

予想が難しい旨のコメントが多かったア・リーグ中地区。結果、コンテンドのスタンスが明確なタイガース(DET)が34票、ツインズ(MIN)が29票と競る結果に。

DETには「投手補強が上手くいった(ペンさん/PHI担)」「徐々にタレントが揃いつつある(フリーパスさん)」といったロースタークオリティを支持する声が多く聞かれました。

MINについては「消去法でこの中なら一番メンバーの良い(カットリズムさん/TEX担)」「(地区的に)90勝未満でも優勝が狙えそう。投打のバランスが取れているMINをその他が追いかける展開(Pointersさん)」といったバランスの良さを支持する声が多かったですが、アップサイドを指摘する声が無かった事が、予想の上での勝敗を分けた模様。

なお、Fangraphs は 84勝で MIN の優勝を予想しています。

ア・リーグ西 優勝は?

前年度WS覇者レンジャーズ(TEX)と、地区優勝アストロズが予想を二分する形に。

TEXには「穴が無さすぎて泣く泣くTEXをア西1位に(取れば?奪うわさん/HOU担)」「二遊間が強すぎるし若手の突き上げもある(ミナヅキさん)」「打者がHOUより強く(Semien、Heim)、何より守備が抜群にいい(GG賞が3人)(ミミマルさん/BOS担)」とロースタークオリティに称賛が集まる一方で、ブルペン陣のクオリティを担保できるか指摘する声が複数聞かれました。

HOUについては、「経験に勝るHOU」という声が多かったものの、MIN同様アップサイドを指摘する声が無い点が僅差の二位という評価につながった模様。

なお、Fangraphs は 90勝で HOU の優勝、二位は 85勝の マリナーズ(SEA)と予想。
SEAについては「他のチームと比べたら万全とはいえないものの、上振れ幅が大きいイメージ(特に野手)(あおいちさん/MIA担・企画代表)」とその可能性を支持する声と共に11票が投じられています。

ア・リーグ ワイルドカードは?

地区優勝予想次第で変わる設問のため参考値ですが、レイズ(TB)、HOU、SEAに加え、ブルージェイズ(TOR)にも票が集まりました。

TORには「ボービシェ、ゲレjrが揃うのがあと2年ほどなので報われてほしい。(イソ福さん)」とのコメントも。

なお、Fangraphs はア・リーグのプレーオフ進出確率として、上から HOU、NYY、MIN、SEA、TB、BAL の順と予想しています。

ア・リーグ 優勝は?

上述の結果を投影し、BAL、NYY、HOU が Top 3。地区優勝予想が多かった TEX や DET が少ないのは、やはりポストシーズンの経験値故か。

なお、Fangraphs は HOU が 23.9%の確率で優勝、次点で NYY、TBまでが 10%以上の確率と予想しています。

次はナ・リーグに移ります。

ナ・リーグ東 優勝は?


なんとブレーブス(ATL)が95%に迫る勢いで支持を獲得。フィリーズ(PHI)には5票しか入らず、それ以外のチームは0票という状況。

ATLには「やはりチームの完成力が違う(クリスチャンイエリッチさん)」を中心に圧倒的な力を持つ声が多数。

一方でPHIには「打線はもちろんATLに軍配ですが、投手陣の力量差は少ないように感じられます。特にPHIの方が柔軟にブルペンを運用できる可能性があるところが、レギュラーシーズンにおいて逆転の鍵となる・・・というシナリオに賭けた上での逆張り(もーさん/OAK担)」と運用力の差を指摘するコメントも。

なお、Fangraphs は 97勝で ATL の優勝を予想しています。

ナ・リーグ中 優勝は?

最も予想が難しいというコメントが寄せられた地区ですが、集計するとカブス(CHC)が7割以上の支持を得ました。

CHCには、「予想で自分はカブス(ヤッスーさん)」と、あくまで予想としてCHCを推す声が多数寄せられました。補強が巧みで安定した強さを誇るブルワーズ(MIL)から Burnes が抜けた事を理由にする声も。

次点のレッズ(CIN)には「補強した先発陣のモンタスやマルティネスがハマるのを期待(赤味噌さん/CIN・中南米担))」をはじめとして、補強や若手によるアップサイドを期待する声が目立ちました。

なお、Fangraphs は 接戦の上でカージナルス(STL)が優勝、CHC、MILの順番と予想しています。

ナ・リーグ西 優勝は?

ドジャース(LAD)が93%の支持を得る形に。

LAD に対してはその補強の成功具合を指して、「圧倒的」「確定次項」といった旨のコメントが多く寄せられました。

俄然、先発投手陣に対する不安な声も散見されますが、地区内の優勝は堅いといったところでしょうか。

なお、Fangraphs も 93勝で LAD の優勝を予想しています。

ナ・リーグ ワイルドカードは?

ア・リーグと比較して地区優勝が固まった影響で、傾向が見えやすく、PHI、ダイヤモンドバックス(ARI/AZ)、に多くの票が集まりました。近年のポストシーズンの戦いぶりや、外部補強と内部育成のバランスを考えても妥当に思えます。

ただ、「出場チーム数が12に増えてから、ペナントとはまったく違う短期決戦向けのチームが躍進する傾向が強まっているように感じ、予想が難しい(jechさん/OAK担)」など、予想の難易度を指摘する声も多数。

なお、Fangraphs も ATL、LAD を90%以上の確率でプレーオフ進出としたものの、以降PHI、STL、ARI/AZ、ジャイアンツ(SF)、パドレス(SD)、CHCを40%以上とし、ワイルドカード争いは混戦を予想しています。

ナ・リーグ 優勝は?

地区優勝予想に続き、ATLとLADが人気を二分する形に。コメントとしても「正直ATLとLADのWSで良いんじゃないかというくらい(イサシキさん/CHC担)」と、両社によるALCSを予想する声が目立ちました。

ただし、PHI も20%に迫る支持を得ました。近年のポストシーズンの強さを鑑みての事でしょう。

なおFangraphs では、ATLが39%、LADが26%で優勝と予想しており、それ以外のチームは確率が6%もありません。

ワールドチャンピオンに輝くのは?

ナ・リーグの予想の勢いか、ATLとLADが支持を二分しました。次点でPHI、BAL、NYYの順で、大多数からナ・リーグからワールドチャンピオンが出ると予想されています。

コメントをいくつか紹介すると、
「不安要素はNYYのWS優勝を彩るスパイスに過ぎません。(助手さん/NYY・禁止薬物・HoF担)」という楽観的なものや、

「ヤンキースがジャッジ+ソト+スタントンで120HRを放ち暴力打線でAL優勝をするも、圧倒的総合力のブレーブスにWSを持って行かれてしまう。(Kzillaさん/NYY担)」といった悲観的妄想に、

「今年の風水ラッキーカラー銀をまとうマリナーズ、金のパドレスによる対決です。赤のレッズは新素材ユニフォームでニック・マルティネスのパンツがぴちぴちになり過ぎる所で運気が減衰しワイルドカード入り止まりです。(つかみ男さん/SD担)」とスピリチュアルでカルトなものまで。

ワールドシリーズが与える高揚感から、ここまで来ると正常な予想は困難な模様。

なお、Fangraphs は、ATLを25.4%、LADを15.8%、HOUを11.4%の確率でワールドチャンピオンとし、それ以外のチームがなる確率は10%に満たないと予想しています。

タイトル予想

ここからはタイトル予想です。

ア・リーグ MVP は?

Juan Soto が半数に近い支持を得ました。次点で Julio Rodriguez、Aaron Judge。

Soto に関しては、「左打者有利のヤンスタでソトが爆発(ミナヅキさん)」「FAを控え巨額契約に向けて仕上げてきていそうな点でも、かなりの成績を残しそう(jechさん/OAK担)」と、左打者有利のホーム球場との相性やFA前ブーストを期待するが多数。

Julio Rodriguez は「昨年2年目のジンクスにハマりながら30-30を達成したフリオが初のMVP(もーさん/OAK担)」「盗塁時代は今季も続き、Acunaには及ばずとも40-40級の選手がまたも誕生すると予想。(助手さん/NYY・禁止薬物・HoF担)」といった脚力が受賞に影響をもたらすとの意見も目立ちました。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として Judge が 7.2 、次点で Soto の 5.9 、Yordan Alvarez  の 5.5 の Top3 としています。

ナ・リーグ MVP は?

ア・リーグに比べ予想がバラけましたが、Acuna Jr.、Betts、大谷翔平が Top3に。

Acuna Jr. には「コンディションが万全なら堅い」といったコメントが多く集まりました。二年連続のMVPとなるか。

Betts には「遊撃転向に注目が集まるベッツ(赤味噌さん/CIN・中南米担)」とSS守備による上積み評価を見込んで予測する声が多数。

そのほか Oneil Cruz に四票入ったのは注目すべきでしょうか。「オニール・クルーズがアーロン・ジャッジ化してMVP獲得するくらいじゃないとパイレーツがポストシーズンに行けないだろうということでかなりの願望(ペンさん/PHI担)」と、ナ・リーグファンから期待を寄せる声が複数寄せられました。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として Acuna Jr. を 7.5、Betts を 5.9、Tatis Jr. 5.8 の Top 3 としています。

つづいて CY に移ります。

ア・リーグ サイヤング賞は?

Skubal が最多票という、ファン目線が成せる結果に!続いて Corbin Burnes、George Kirby という Top3に。

Skubal については「奪三振率も高い上に、コントロールも良く、WHIPは1.00未満の0.896と、手術明けで復帰した2023年後半戦は完璧な投球ぶりだった(スーパートミーさん/CWS担)」「ようやく時代が Skubal に追いついてきた。まだ獲れていないのが遅すぎるくらい。あとは肉体が彼に追いつくだけ(ARA/COL担)」といった、本命のようなコメントが目立ちました。

Corbin Burnes には「サイ・ヤング賞獲得以降成績が下降気味なものの今年がFAイヤーのため、サイ・ヤング賞獲年以来の怪投を(ヤッスーさん)」とFAイヤーによる奮起とライバルの出遅れから予想する声が複数。

同じように Pablo Lopez にも「脅威の奪三振力+Cole離脱という強運(ミミマルさん/BOS担)」と10%以上の支持が集まりました。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として Burnes 4.4、Gauseman 4.3、Luis Castillo 4.2 と接戦を予想しています。

ナ・リーグ サイヤング賞は?

ナ・リーグでは打って変わり、Strider が56% と圧倒的な支持を獲得。次点の Wheeler と Webb が 10% に満たないほど。

Strider には「300奪三振を達成してのサイヤング賞に期待(Let's 5Gさん/BAL・CPBL担)」や、「Striderと確信している。STでは新球カーブを交えて無双していた(とうがんさん)」など奪三振能力と評価する声が集まりました。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として今回投票のなかった Aaron Nola が 5.3 と Bounce Back 、Strider と Wheeler が ともに 5.1 としています。

ア・リーグ新人王は?

Carter が40%の支持を得る形に。次点で Holliday、Langford と続きます。

Carter には「昨年ポストシーズンでの活躍」を根拠とするコメントが複数寄せられました。同様の輝きを見せることができるか注目。

Holliday には「マイナースタートだが早々に結果を出し早い段階で昇格、MLBでも結果を出すと予想(あおいちさん/MIA・企画代表)」「プロスペクトランキング総なめのホリデーには裏切られたく無い(イソ福さん)」と潜在能力が早々に開花する予想が多数。

Langford には「ライバルと比較して打撃での圧倒的なスタッツで強いインパクトを残しそうな気が(イサシキさん/CHC担)」「守備での不安を考えるとかなりの成績を残さなければなりませんが彼ならやってくれるでしょう(取れば?奪うわさん/HOU担)」と打撃でのスケールを評価する声が聞かれました。

そのほか、Ceddanne Rafaela に対し「走攻守揃っており、今後のBOSを背負うであろうバッター(ミミマルさん/BOS担)」とのコメントも。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として、Carter が 2.8、Langford が 2.4、Holliday が 2.0 としています。

ナ・リーグ新人王は?

山本由伸が40%の支持を得る形に。続いて Chourio、Merrill、Skenes と続きますが、いずれも10%に満たない結果に。

山本由伸には「ROYは満票で選ばれてほしいくらい(イサシキさん/CHC担)」と、実力的に当然という意見が多数を締めました。近年のNPBで猛威を奮った実力を一年目から発揮できるか注目です。

Chourio には「メジャー未経験であるにも関わらず、彼の走攻守の良さはよくAcunaJr.と比べられる。(ミミマルさん/BOS担)」や「開幕前に長期契約を結んだ(ヤッスーさん)」など、MLBへの早期適応を推す声が多数。また、「新人王は足が使える選手が有利と踏んで選びました(クリスチャンイエリッチさん)」とのご意見も。

また、今永昇太に対し「山本に取ってほしいが、今永の方が大崩れしそうにない(ミナヅキさん)」といった声と共に4票が投じられました。山本由伸のライバルとなれるか。

なお、Fangraphs (ZiPS DC)は、WAR 予測として、山本由伸が 4.3、今永昇太が 3.5、Chourio が 1.5 としています。 

締めコメ

皆様の予想と Fangraphs の比較、いかがでしたでしょうか?
多くのコメントを頂けたおかげで、予想に説得力を加えることができました。
他にもたくさんのコメントをいただきましたが、字数の関係で掲載できず申し訳ございません。

Fangraphs の予想は、現時点での情報で推測しているに過ぎず、決して盤石なわけではありません。遡って調べると大外れしてる年もしばしば。。。

また開幕後は様々な要素により予測内容が変動します。ですので、開幕後に定期的にチェックすると数値が変動しているなど、新しい発見があると思われます。
その意味で比較出来るように 3/26 時点の暫定値をあえて記事に残してみました。これも予測を楽しむ方法の一つでしょう。

最後になりますが、当企画としては、今後も読者参加型のアンケート企画は続けてまいりますので、ぜひご参加いただければ幸いです。

ともにメジャーリーグを楽しんでまいりましょう。
企画参加者も日々勉強してまいります。

今後ともnote企画をよろしくお願いいたします。

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