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Lomo’Instant Wideを買っちゃった話

バーゲンセールの機会に、いわゆるチェキフィルムの2倍サイズとなるワイドチェキフィルム用カメラのLomo’Instant Wideを買ってしまいました。

カメラの説明はメーカーサイトを参照してね。

自分が買ったのはLomo’Instant Wideのベーシックなブラックモデル。
他にも可愛らしかったりかっこよかったりするカラーバリエーションあったけど、ぶっちゃけ最も安いのを選びました。

Lomo’Instant Wideのベーシックなブラックモデル

Lomo’Instant Wideは、基本的にLomo'Instant Automatのinstax WIDE版で、外観が似ているだけでなく、使用感もほぼ同じです。

instax WIDEはチェキワイドとも呼ばれていますが、いわゆるチェキ(instax mini)の幅を倍にしたインスタントフィルムで、当然のように撮影面積も倍になって、迫力がぜんぜん違うんですよ。画像が浮かばない縁の部分も含めると、ほぼサービス版(L版)サイズになるので、単体でも「写真」っぽい感じになるのはかなり魅力ですね。
instax(チェキ)のフィルムサイズは公式サイトにわかりやすく説明されているので、そちらも参照してください。

ただ、フィルムの面積がほぼ倍ということは、それを使うカメラもほぼ倍の大きさになるんですね。いわゆる通常サイズのチェキカメラとならべたら、こんな感じです。

Lomo’Instant Wide(上)とLomo'Instant Automat(下)をならべると、ほとんど親子のようなサイズ感
Lomo’Instant Wideは、ジッサイLomo'Instant Automatの倍近いサイズなのがよくわかる。

実はinstax WIDE(チェキワイド)って実画面サイズは短辺62mm長辺99mmで、縁も広いので銀塩フィルムの69判(実画面サイズは短辺56mm長辺84mm)より大きいんですよ。なので、フジの69判カメラと手にした感じはかなり近いです。この辺は古参なら伝わると思いますが、あのバカでかいレンジファインダーカメラと、だいたい同じなんですよ。おまけにフィルムパックの厚みがあるから、カメラはさらに分厚い。とはいえLomo’Instant Wideのほうがかなり軽いし、また69判は8ショットしか撮影できないけど、インスタックスは10枚パックだから……いや、まぁ、カメラとしての性質が全く異なるので、無理やりな比較はやめておきましょう。
それにしても、富士フイルムはinstaxが正式名称で、チェキは愛称って位置づけらしいのですけど、両者は商標なので一般名詞のインスタントフィルムやインスタント写真って表記、呼称も使われるから、なにかといろいろがややこしいんですよ。ジッサイLomo’Instantからしてインスタントですし。

Lomo’Instant Wideは35mm換算35mmだけど(ややこしい)、自分が買ったセットは画角を21mm相当に広げるワイドコンバージョンレンズと10cmまで接近して撮影できるクローズアップレンズが付属している。

Lomo’Instant Wideは固定レンズでピント合わせもできません。その辺はフジのインスタックスシリーズと同じなので、撮影感覚もチェキとまったく変わりません。ただ、出てくるフィルムがでかいので、やっぱテンション上がりますね。またLomo’Instant Wideには、画角を21mm相当に広げるワイドコンバージョンレンズと10cmまで接近して撮影できるクローズアップレンズが用意されていて、自分はセットで購入しました。
正直なところ、クローズアップは被写体との距離が近すぎて、いまのところ良い感じの使い道が見当たりません。反対にワイドコンバージョンレンズはジッサイワイドなので、つけっぱなしでもいいんちゃうかと思うほど気に入りました。
外光式ですけど自動露出で、プラスマイナス1段の補正もできます。フラッシュもついてますから、瞬間のグルーブ感でバシバシ撮れるカメラです。
まぁ、本当にバシバシ撮ったらあっという間にフィルムを使い切っちゃいますけど、そのあたりもふくめてチェキですね。フィルム代さえ気にしなければ、本当に楽しいカメラです。それに、最近はフィルムが値上がりしちゃってますから、カラーネガだと1枚あたりのコストがチェキとさほど変わらないんですよね。なにせ、チェキはあくまでもチェキですし、画質からなにからまったく異なってますから、単純に比べてはいけないんですけど、ふっと頭をよぎるくらいにフィルムは高くなりましたし、撮ってて楽しいカメラです。
ただまぁ、でっかいですねぇ。

¡Muchas gracias por todo! みんな! ほんとにありがとう!