あぐら

はきだめ

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サーブ ゆっくりと吐いて 背筋を伸ばす 肩の力を抜いて 高く 高く さあ! 踏み出せばいいだけ

    • サボテン 君が置いていったサボテン なんだか目が離せなくなって 写真を撮った なんだか捨てられなくて3年 今年も花を咲かせた

      • ぬいぐるみ よく知ってる 君がお寝坊なこと お風呂で口ずさむ鼻歌も 干したての匂いが大好きなことも よーく知ってるの 僕がホコリを被っていたら いつも、悲しい顔をして 謝ってくれること だから、もういいんだよ 僕が居なくても 君は大丈夫なこと よーく知ってるんだ

        • 37.1℃ 「傷を」 「空白を」 魂と呼んだ 臓器の営みに触れた、その温度

        サーブ ゆっくりと吐いて 背筋を伸ばす 肩の力を抜いて 高く 高く さあ! 踏み出せばいいだけ

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          声 ねぇ 手を貸して 目を見て 逸らさないで 振動を焼き付けて

          声 ねぇ 手を貸して 目を見て 逸らさないで 振動を焼き付けて

          夢光年 低くなった天井を眺め 日々に漂う時間の早さと 夢の欠片を集めた頃を想う あのメロディに任せて ふたたび

          夢光年 低くなった天井を眺め 日々に漂う時間の早さと 夢の欠片を集めた頃を想う あのメロディに任せて ふたたび

          メトロノーム 不規則なリズムが乱れ飛ぶ 強張りに耳をすませば 鼻歌を伝播する横ゆれ

          メトロノーム 不規則なリズムが乱れ飛ぶ 強張りに耳をすませば 鼻歌を伝播する横ゆれ

          尊厳の行方 考える 考えずに在る笑顔を 考える 考えようと空回る身体を パスカルの足跡を辿ると 穏やかに葦が横切った

          尊厳の行方 考える 考えずに在る笑顔を 考える 考えようと空回る身体を パスカルの足跡を辿ると 穏やかに葦が横切った

          魔法 耳の奥が痛む病み上がりには 飴玉転がしてね しばらく頬に押し付けると しわしわになるよ ほら 飲み込む憂鬱とおさらば

          魔法 耳の奥が痛む病み上がりには 飴玉転がしてね しばらく頬に押し付けると しわしわになるよ ほら 飲み込む憂鬱とおさらば

          君の目 君の目は緑 澄んだ緑 瞬きで挨拶 君の目は緑 翳った緑 指先で挨拶 君の目は緑 濁った緑 鼻先で挨拶

          君の目 君の目は緑 澄んだ緑 瞬きで挨拶 君の目は緑 翳った緑 指先で挨拶 君の目は緑 濁った緑 鼻先で挨拶

          ハッピーニューイヤー 漠然とした不安や 根拠のない希望を掲げて 銘々に年を跨ぐ 再び集う日を思って うららかなまじないを

          ハッピーニューイヤー 漠然とした不安や 根拠のない希望を掲げて 銘々に年を跨ぐ 再び集う日を思って うららかなまじないを

          クリスマス えんとつのないいえで まどをあけてねむったこと へんてこなプレゼントをくれた ぶきっちょなサンタがいたこと 私たちは 忘れないよ

          クリスマス えんとつのないいえで まどをあけてねむったこと へんてこなプレゼントをくれた ぶきっちょなサンタがいたこと 私たちは 忘れないよ

          今際の夢 手を伸ばせば地平線 透かし 足元に揺らぐ朝焼けに 果てしなきわだつみの声をきいた

          今際の夢 手を伸ばせば地平線 透かし 足元に揺らぐ朝焼けに 果てしなきわだつみの声をきいた

          隔て 「何を目指しているの」 そこに薄ら漂う忽略の眼差し 目の奥を合わせると 逸らす視線 揺らぐ瞳 今は曖昧に笑おう 互いを踏み躙ってしまう前に

          隔て 「何を目指しているの」 そこに薄ら漂う忽略の眼差し 目の奥を合わせると 逸らす視線 揺らぐ瞳 今は曖昧に笑おう 互いを踏み躙ってしまう前に

          浪漫食堂 おでんやうどん、時に天丼 ほかほかのお出汁を匂えば 憩いの輪が広がっている そんな浪漫を求めて ドアベルを響かせ

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          ふるさと 水の無い川が 乾涸びた道祖神が わたしの郷愁に潤いをもらたした

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