ゲ謎を見たよ!

※「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」のネタバレ含みます

はじめまして、そしてお久しぶりです。にれです。

今回は「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を見てきたのでその感想などをつらつらと。

元々劇場公開前から水木さんのビジュアルを見てこれは行かねば!!!と思っておりました。

が、しかし私

グロいの🙅‍♀️

怖いの🙅‍♀️

そして何より鬼太郎コンテンツをほとんど通ってきていない。
ということもあり、なかなか見る覚悟が決まらぬまま公開日を迎えてしまいました。

そんなこんなしているうちに「ゲ謎後」創作で溢れかえるTL。興奮冷めやらぬふせったー。

これは気になりすぎる…とフォロワー様に相談にのってもらいつつ見に行くことを決心しました。

墓場鬼太郎1話と6期1話は見た方が!!!というアドバイスをいただきドキドキしながらYouTubeを視聴。

この段階ではグロ、怖ともに問題なかったので、より一層見に行く覚悟が固まりました。

しかし相手はPG12!ホラー映画を一本も見たことのない私に太刀打ちできる相手なのか…と不安ではありました。

かの有名な「鬼滅の刃 無限列車編」のみPG12の作品を見たことがありました。あの時も少し目を背けつつ見た記憶。
ただ目を背けつつも最後まで見ることはでき、普通に楽しむことはできたのでこれは

いける!!!!

と自分を説き伏せ、行ってまいりました。

結論から言うとグロ描写はありましたが、目を背けることはありませんでした。意外と大丈夫でした。
怖いに関しては全く問題なしでした。ホラー映画的なニュアンスは薄いかと思いますので、もしこれを読んでいて、怖いの苦手という方はよっぽどでなければ大丈夫かと思います!

さあ、遅くなりましたがここから感想をつらつら書いていきます。

とにかく


見に行ってよかった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

劇場に見に行って本当によかったです。後悔するところでした。
映画館独特の雰囲気だからこそ120%発揮される村の閉塞感や村人たちの陰湿な視線。妙な居心地のよさと悪さがないまぜになった村の空気感。あれは本当に入村していた…。

そして一筋縄ではいかないキャラクターたちが本当に魅力的でした。

水木さんの柔軟さの中にひそむ頑固さとナイーブさ。

ゲゲ郎さんの怪しさと愛嬌。

とにかくこの2人…噂には聞いていましたが…やばい…。月並みな言葉しか出てこない。

叶わないながらも、この2人で様々な地域の謎に挑んでほしくなるこの感じ…まだまだ旅を続けて欲しくなるこの感じ…これがバディか…

龍賀家の面々もあまりのキャラの濃さと声の良さで泣き喚きそうでした。

前半で時ちゃんを愛でる気持ちが芽生えた私は途中心が死にました。

沙代さんの可憐さや清廉さが、まぁ心を苦しめました…

糸目の石田彰こと長田さん。こりゃ〜〜〜〜見るからに裏がある男。底の知れない男。……最高。
開眼の瞬間なんとなく紺青の拳のリサ・ラマナサンを思い出しました。(すみません、当方名探偵コナン畑の者でして。)

そして物語も、現実と虚構の織り交ぜ方がとにかくすばらしく、説得力とおぞましさ増し増しでした。

犬神家等の名作たちの空気感を帯びたしっかりとしたミステリーをしつつそこに人間ではない者たちの存在を許容する懐の大きさ。
きっとゲゲゲの鬼太郎というコンテンツでしかなし得ない物語…すご…と思ってしまいました。
これは本当にすごい作品だ…と見ている最中からなる感じ…そりゃ人気だわ〜〜〜〜とただただ呆然としました。

皆さんがおっしゃっていたようにタバコの描写が魅力的で何か一つの象徴のように感じました。

あとアクションシーンの気合いの入りように、これは本気や!!!大人の本気の仕事や!!!!!と胸があつくなりました。

世の中の理不尽や弱者とされる人たちの苦しみと、人間ではない者たちの思いの共鳴する様が圧倒的なリアリティを生んでいるように思いました。

そしてここからは私の癖丸出しの供述になりますが。

背広主人公最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜

背広が汚れていく様やシワ……やばい……

酒を飲み明かし、タバコを分け合う。あのシーンがあるとないとでエンディングの説得力が段違いに変わってきますよね…。

そしえ沙代さんへの初対面〜最後に至るまでの水木さんの接し方…最高。

若い女からの好かれ方を熟知している手練れ感からの自分の信念のためにどこか冷徹さを持って接したかと思ったら今度は誠実に向き合う様は…もう…。

時ちゃんに対する優しい雰囲気と話し方にどこか鬼太郎との未来を想像させるものもありました。

こんなにもすばらしいバディを見せられるとどうしても我が推しに置き換えてしまう…。
我が推し、高木渉刑事と工藤優作が村に隔離され一族の謎を解明する…
萩原研二様と高木でもいいな…
高木ではありませんが、中森警部と快斗もいい!!!などと妄想を繰り広げてしまいました。
(すみません。コナンオタの戯言です。)


とにもかくにもどこかの記事で読んだ、救いも容赦もないとは本当にその通りでした。

ただ、唯一の希望である鬼太郎が時ちゃんに優しく語りかけた時私の心もどこか救われました。この子はまさに水木が育てた子!!!!!!!!!!!!


あれですねラストにタイトル持ってくるスタイルの映画かっこいいですね。
コナンの前半ダイナミックタイトルバーン!!に慣れているので新鮮でした。(コナンもコナンで最高にかっこいい。)

特典見て泣くまでがワンセットですね本当に。


そしてこの映画を好きな方はぜひ名探偵コナン222話ー224話(コミック28巻)の「そして人魚はいなくなった」などお好きなのではと思うのでぜひ見てくださいね^_−☆

以上。名探偵コナン高木オタクが見た!ゲ謎感想でした。









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