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UFC 287: ペレイラ vs. アデサニヤ 2

 U-NEXTでUFCを見れると知って即契約。
しかし、期間限定なので早めに見る必要があります。
日本語解説は鈴木アナウンサーと高坂氏の最強タッグです。

一番の見どころは、勿論前回衝撃的なKO劇をみせたペレイラとアデサニヤのUFC2戦目。

◆ミドル級タイトルマッチ/ペレイラ vs. アデサニヤ

 両者様子見だがペレイラが圧を掛けてる印象。
ペレイラは左フックを出さずに1Rが終了した形です。
2R目はペレイラが更に圧を掛け、終盤で前試合のようにケージへ追い詰めて怒涛のラッシュ。
そこで前線の最後にみせた右でぐらつかせ、再度の右でダウンを取りました。
渾身のパウンドは過去の清算という気持ちが入ってそうでした。
今までは突き刺さっていた弓を3回ひき、お子様への復讐も完了してご満悦の模様です。

「ここにいいる人も、テレビで見ている人たちもこのくらいの幸せを知ってほしい。人生で一度だけでいい。俺がいまどれだけ幸せかを感じてほしい。でもみんなが人生において挑戦することを止めてしまったらこういう幸せは味わえない。これはすごく甘いんだ。
アレックスは最高のチャンピオンだ。俺は悪者のストーリーかもしれないけど、今日は俺の日だった。俺を倒してくれてありがとう。なぜなら俺は一皮むけてもっといいファイターに、より良い人間になれたから。
最後は神からの一撃だった。何度やられても、酷く言われて立ち上がれなくなっても、落ち込んでいるだけじゃ良い結果は得られない。心を強く持ち、幸せが来るように感じるんだ。一生に一度でいい。俺はこの幸せを感じているんだ。何回も何回も何回も」。

実質UFCの敗戦は前戦のみのアデサニヤですが、過去のペレイラとの試合を引きずっていたのかもしれませんね。
最近のアデサニヤはポイントを取って勝利と印象でしたので、今回ペレイラが乗り込んできたのは刺激になったのでしょう。
ペレイラは次戦から階級を上げそうですが、最後にMMAでの完全決着を望みます。

◆ウェルター級/バーンズ vs. マスヴィダル

 地元での試合なので観客はマスヴィダル推しです。
これをみると日本の観客はおとなしく感じます。
試合は終始バーンズが圧倒して完勝でした。
バーンズはチマエフを追い詰めただけあって強いですね。
わかってても当たるのでフックは軌道が読めないのでしょう。
組みも強く、マスヴィダルは勝てている箇所は見当たりませんでした。
ATTは堀口選手もですが、最近は落ち目に感じてしまいます。
また、試合後にヌルヌルを使用していたとバーンズが証言しており、3連敗且つ地元の試合で絶対に負けられなかったのかもしれません。

引退を表明しており、今後はわかりませんが悪の代表として飛び膝のような勇姿を最後に見たい気持ちがあります。