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学校や会社に通う時代は「オワコン」!?

世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大し、命を落としてしまう人も日々増え続けている今日。

日本でも企業が時差出勤やテレワークを導入し始めただけではなく、小中高校や特別支援学校に休校の要請がされるなど、かつてない「自粛」ムードが巻き起こっていますよね。

そこで今回注目したのが、あえて「会社に出勤しない」「学校に通わない」というライフスタイルを選択した人たち。

オンラインを使用して自宅で仕事をしたり学業を進めたりして行くことは、本当に可能なのでしょうか?


1、完全リモートでも「業績は全く変わらない」

COVID-19の猛威が拡大しつつあった2021年1月下旬、IT企業のGMOインターネットグループは「明日から9割の従業員を在宅勤務とする」という大胆な判断を下しました。

GMOは世界中に約6000人の従業員を抱える大企業で、国内だけでも4650人の社員がいます。

今回「フルリモート対象」となった国内の従業員は4000人ですが、いきなり翌日からの自宅勤務を言い渡されてさぞ驚いたことでしょう。

リモートワークの指令を発表してから1カ月以上が経った3月上旬、GMOの代表の熊谷正寿氏はハッキリとした口調でこう表明されています。

「在宅でも業績は全く変わらない」と。

GMOが行った全従業員に対するアンケートでは、在宅勤務体制について9割近くが高く評価しているという現状。

「業績は変わらない、従業員の満足度も高い」となれば、リモートワーク中心とした働き方でも十分成り立つということです。

しかも、リモートワークが中心となれば会社の箱(オフィスなど)も最小限に抑えることができ、経費削減にも大いに役立ってくれるのは言うまでもありません。


2、授業をオンラインで!?学校も「リモート化」が進む

2021年2月末に突如として要請された「公立小中高校の休校」によって、多くの学校が臨時休校という対策を取り始めました。

学校という居場所を突然なくした子どもたちの中には、毎日に張りがなく退屈してしまっている子どもも多いかもしれません。

そんな中、学研ホールディングスが家庭学習応援サイトを開設し、各学年に合わせた授業動画の無料配信を始めています。

LINEの公式アカウントと「友だち」になるだけで5教科の動画を選択できるとし、休校を余儀なくされた子どもたちの新たな居場所として注目されています。

また、その他にも「ヤフーが小学生向けの教育番組を開設」「民間企業がオンライン教材を無料提供」「授業をZOOMで行う」などといった動きが広がり、子どもたちを取り巻く「学びのオンライン化」はここ数カ月でどっと認知されつつあります。

まずは民間企業がこうした「学びのオンライン化」に乗り出すことで、今後の日本教育を変えていく大きな力になってくれるのではと感じています。


3、「自分に合ったスタイルを選べる」時代へ

小学生の子どもを持つ一母親として気になっているのは、こうしたオンライン授業が「ベーシックな選択肢のひとつ」となること。

現在はテクノロジーが進化したおかげで、欲しい情報をインターネットで簡単に得られるようになりました。

学校や会社という「箱」にわざわざ集まらなくても情報を入手できるし、情報を発信することもできる。希望すれば箱の中にいる人たちとオンラインでつながることもできる。これが今、私たちの置かれている環境であり生きている時代です。

今までのように「何が何でも学校へ行く」「必ず会社に出勤する」という考え方ではなく、何が自分にとって心地良いのか、どういう働き方や学び方をしたいのか「自分と向き合って考える」ことが必要だと感じます。

これからは「個々がより輝ける時代」。今までの枠組みにとらわれることなく、さまざまな選択肢で学びや仕事ができる時代…まだまだ時間はかかりそうですが、きっとそんな素敵な時代がやってくることでしょう。

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