ほめる力/齋藤孝
子どものやる気を出すには
ほめる力だろう、と考えて手に取った本である。
会社の研修でも、ほめましょうとよく言われていて、仕事の中でどれだけ人を褒めてきたか分からない。
ただ、これが本当に正解か?を知りたくて読んでみた。
齋藤孝先生は何度もテレビで拝見していたが、
本を読むのは初めてだった。
結論から言えば、ある程度やり方は間違ってはいない。
ただ、心持ちは変わった。
ほめることは損ではない。
人をほめるときや、誰かが他の誰かをほめているときに、
たまに嫉妬が湧き上がることがあった。
能力の差や置かれている場所を羨ましく感じる。
口から褒め言葉は出てはいるが、心のこもらない、なんとかしぼりだしたような言葉だった。
だけど、褒めることは損ではない、と書かれていて、ああ、そうだな、となんだかストンと腑に落ちた。
褒めることが上手な私の親友の周りには、たくさんの人がいる。
たくさんの人が彼女のことを愛しているように見える。
それって生きてく上でとっても得じゃないか。
彼女はメリットを体現してくれている。
また、発表のあとにでもスバラシイ!と言えるクラスや、
できたじゃん!とフィードバックを言えているクラスを見ていると、本当に羨ましく思う。
小学生でもう、こんなふうに言えるなら、これからかなり生きやすさが変わってきそう。
いいねー。
たくさんほめて、みんなに生きやすくなってもらおう。
なんて壮大な目標を掲げたりして。
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