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18才の夏 ポニョ

これは私が高校3年生の時にスマホでメモしていたもの。"気づき"というフォルダを作って自分の考えを時々記録していた。久しぶりに読み返してみると厨二病かと突っ込みたくなるような内容だった…。

だけどなんだか深みを感じる。

私の記念すべきnote初投稿を飾らせてあげることにした。

2019.08.29
幼い頃に見た崖の上のポニョは面白いジブリ映画。
幼い私にとってこの映画はただそれだけの存在だった。

生命の水を味見してフジモトが言った「海の力がDNAの螺旋のすみずみにまで染み渡る」なんていう言葉が面白くて、ギャハハって笑った。
高校3年生のわたしは「わたし」に驚いた。あれ、小さい時はこんなところで笑っていなかったな。そもそも理解もしていなかった、よな。

あれ ?

わたし  大人に   なった  の  ?

DNAが二重螺旋構造だなんて中学生の時に習った。それだけ。

なんだか少し寂しくなった。小さかったわたし、幼かったわたしにバイバイって手を振られてる、そんな気がした。私はまだまだその気はないのに。

ポニョに出てくる最初の海にはそういえばゴミがたくさん浮いているな。小さい頃はそんなこと何も気にしていなかったな。私にとってはそれが「ふつうの海」だったんだろうな。(ただなにも考えていなかっただけかもしれないけど)いつからそれが「ふつうの海」じゃないと思うようになったんだ?

いま「わたし」が「ふつうの海」といえば?と聞かれたら、間違いなく透明で綺麗な海と答えるだろう。だけど実際目にするのは、プラごみとか色んなものがプカプカと浮いている、そんな「海」。今、それがふつう、だ。

なんて悲しいんだろう、なんて考える。
でもそれが現実だよなって冷たい目で見てる「わたし」がいる。寂しい悲しい!

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