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玄米菜食神話の崩壊!究極の健康食は糖質制限だった

【ヴィーガンと糖質制限の対立の歴史】

 ヴィーガンの人たちがこの世のなによりも忌み嫌うものに糖質制限というものがあります。

 糖質制限──米、めん、パンなどの糖質をとらず、動物性食品をたくさん食べるというものです。

 また、糖質制限にもいろいろな流派があり、MEC食療法やオーソモレキュラー療法では、野菜や豆類はあまり重視されていません。

 まさにヴィーガンとは真逆、正反対の食事法が糖質制限なのです。

 そのためヴィーガンと糖質制限は、薬で治療する西洋医学に対抗する同志にもかかわらず、昔から対立を繰り返してきた歴史を持っています。

 ヴィーガンのコリン・キャンベルは糖質制限の帝王ロバート・アトキンスのことをボロクソに言い、ヴィーガンの船瀬俊介はオーソモレキュラー療法の溝口徹医師のことをボロクソに言い、一方で糖質制限の一種、高脂質食ダイエットのグラント・ピーターセンという人は「白米は100%体に悪いが、玄米は98%体に悪い」なんてことを言っているほどです。

【糖質制限へ変更】

 まだ糖質制限の知識が乏しく、玄米菜食こそが究極の健康食だと信じ切っていた頃、私は日本の糖質制限の第一人者・江部康二医師の本を「動物性食品を食べたらがんや心臓病になることが、栄養学のアインシュタインであらせられるコリン・キャンベル博士のチャイナ・プロジェクトで明らかになっているというのに、なにずっとマヌケなことを言い続けているんだろう?」という感じで読んでいました。

 が──江部康二の本をきっかけに糖質制限本をたくさん読むようになってから、糖質制限でありとあらゆる病気が治るらしいことがわかっていったのです。

 ざっとあげるだけでも、がん、1型糖尿病、リウマチ、アトピー性皮膚炎、さらにはうつやADHDといった心の病気まで。

 また、カナダ・北米のイヌイット、オーストラリアのアボリジニー、日本のアイヌなど、世界中の古典的民族が糖質制限的な食生活をおくって健康長寿を誇っていたことも知りました。

 そして人類が農耕を始めて糖質をとるようになったのは1万年前からであり、それまでの数百万年間は肉食だったということも知ることとなりました。

 結局、この情報が決定打となりました。

 よく栄養学系の本には「日本人は古来より玄米を食べてきた」といったことが書かれていますが、それはあくまで1万年前からの話であり、それまでの数百万年間は動物を狩って肉を食べてきたというのが真相なのです。

 1万年vs数百万年──もはや勝負にはなりません。人間の体は糖質ではなく、肉食が合うように超古代からプログラミングされてきたのです。

 かくして、私は玄米菜食派から糖質制限派へと転向することになりました。

【強大なヴィーガン勢力】

 しかし──。

 糖質制限こそが真の健康食であることがわかっても、ヴィーガン軍団の豪華すぎる顔ぶれには驚異を覚えざるをえません。

 前の記事でコリン・キャンベルの支持者たちを紹介しましたが、あんなとてつもない権威者たちが「ヴィーガンこそが最高だ!」と主張しているのです。これで驚異を感じない人間はそうそうはいないと思います。

 そんな中、内海聡医師は〈医者いらずの食〉という本の中で次のようなことを言っています。

 チャイナスタディはアメリカと中国による共同研究で、コリン・キャンベル博士は「動物性たんぱく質こそが史上最悪の発がん物質だった」と結論づけている。たとえばカゼインを20%増やすだけでガン病巣は11倍に増殖する。動物たんぱくの発がん率は植物たんぱくの8倍に相当するなどと結論づけている。

 ここでも、多くの古代民族が肉食でありながら、ガンが少なかったことをしっかり説明してもらわないと困ることになる。

 糖質制限の知識が乏しかった頃の私は「こんなものすごい大先生たちが言うのだから、玄米菜食こそが至高の健康食で、肉は健康に悪いものなんだろうな……」で終わらせていたというのに、多数決と権威に微塵も流されないところはさすが内海聡というところです。


 日本の国民病の1つである糖尿病。しかし標準治療は大変危険なものなのです。糖質制限による治療をぜひご検討ください。

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