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「乳糖不耐症の多い日本人でもある程度は乳糖を分解できる」の嘘

【乳糖を分解する能力】

 日本人に乳糖を分解する能力が低い、乳糖不耐症が多いというのは事実である。しかし、乳糖不耐症であってもまったく乳糖を分解できないわけではなく、1日に牛乳を1リットルも飲むような場合でなければ、※ある程度は分解できるというのが本当のようだ。(道良寧子)

 ※ある程度は分解できるというのが本当━━奥恒行「ヒトにおける乳糖の一過性下痢に対する最大無作用量とそれに及ぼす食べ方に関する研究<平成13年度牛乳栄養学術研究会委託研究報告書>(全国牛乳普及協会、2002年7月)123~141ページより。 ASIOS〈謎解き超科学〉より

✔️【反論〈奥恒行の報告書は論外〉】

 利益相反というものをご存じでしょうか?

 たとえば薬の効果をたしかめる際、研究者が製薬会社と経済的な結びつきがある場合、研究者が本来守るべき公衆の利益に反し、製薬会社の利益を計って行動する危険があるのです。

 これが利益相反であり、たとえ薬の有効性を示す結果が出たとしても、利益相反があった場合は信用できないのです。

 ASIOSが紹介した報告書にいたっては、作成者は牛乳普及協会の人間です。

 そんな人間が自分たちに不利になるデータや報告書など発表するわけがありません。

 よって奥恒行という方の報告書は、利益相反をも上回る、まったくお話にならないものだというわけです。


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