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木村盛世vsひろゆきの新型コロナ論争を検証

【木村盛世とひろゆきの新型コロナ論争】

 新型コロナパンデミックに異議を唱える木村盛世医師と、新型コロナ教の広告塔的存在の論破王ひろゆきが、かつて〈TVタックル〉でコロナ対策をめぐる激しいバトルを繰り広げたことがあります。

 深く考えずに聞くとひろゆきのほうが論理的な感じがし、ネット上で見かけたコメントにも「木村って女、ひろゆきが正しいのを認めたくないだけだ」といったものがありました。

 木村盛世はカリスマ性やリーダーシップは抜群なのですが、切り返しの引き出しがあまり豊富ではないらしく、細かいところを絶え間なく突いてくるひろゆきのようなタイプが相手になると言葉がつまってしまうようです……。

 そこで木村盛世に代わって、私がひろゆきの主張の間違いを指摘したいと思います。

【ロックダウンと死者数】

 ひろゆき「スウェーデンはロックダウンをしなくても7000人の死者が出ました。人口1000万人のスウェーデンで7000人は日本に当てはめれば7万人です」

✔️【ファクトチェック】 

 無知もはなはだしいと言わざるをえません。

 国によって人口に差があるので、単純に死者数だけを比較するのは意味がありません。100万人あたりの死者数を比較するのが基本なのです。

 大阪市立大学名誉教授の井上正康が2021年5月16日時点でまとめたデータによると、イギリス、イタリア、スペインの100万人あたりの死者数は500人以上。一方、スウェーデンの100万人あたりの死者数は260.5人だそうです。

 それもイギリス、イタリア、スペインはロックダウンをおこなった国なのです!

 ロックダウンをおこなった国々より、ロックダウンをおこなわなかったスウェーデンのほうが死者数が少ないのですから、スウェーデンのコロナ対策は成功と言えるのではないでしょうか? 

【スウェーデンの死生観】

 たしかにスウェーデンは近隣のノルウェーやフィンランドより多くの死者を出し、そのことに国王が激怒したそうです。

 が、それでもスウェーデンはコロナ対策に失敗したとは言えません。

 なぜスウェーデンの死者数が多かったのか?それはスウェーデンという国は死生観の問題から、高齢者に対して延命治療をおこなわないからです。

 これがスウェーデンの死者数が多い理由なのです。

【失業者とGDP】

 ひろゆき「スウェーデンはロックダウンしなくても失業者が増え、GDPが落ちました」

✔️【ファクトチェック】

 ロックダウンをおこなった国々と比べて、どのくらい失業者が増えてどのくらいGDPが落ちたのでしょうか?

 スウェーデンの失業者がガーンと増えて、GDPがガーンと落ちたのでしょうか?

 それとも失業者がちょこっと増えて、GDPがちょこって落ちたのでしょうか?

 ロックダウンをおこなうと経済が大ダメージを受けるというのは間違いのないことです。

 それならロックダウンをおこなわなかったスウェーデンは、ロックダウンをおこなったほかの国々と比べれば、はるかに浅い傷で済んだのではないでしょうか?

 とにかく、こればかりはデータを見せてもらわないとなんとも言えません。

【飛沫感染】

 ひろゆき「マスクに予防効果がなくても、室内の全員がマスクしていれば感染者は減りますよね?マスクをすることで飛沫の量が減るというエビデンスはあります」

✔️【ファクトチェック】

 大変申し訳ないのですが、「飛沫感染」なんてものはこの世に存在しません。捏造された根拠のないフェイクサイエンスです。

 詳細はこちらの記事で確認してください。 

【まとめ】

 ●スウェーデンのコロナ対策は失敗していない。

 ●やっぱりマスクに意味はない。


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 国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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