断捨離① 引越し準備をしてて思うこと

けいこです。
きょうこのリスト、やばい! 読んでる私の心臓がバクバクした(笑)。そりゃあ、忙しいはずだ。
みずほはいつも飄々とこなしてるみたいだけど、どっかでその代償を払ってるのかもね。それに気づくことって重要だよね。お大事に。

さてさて、みんなも知っての通り、私は引越し準備の真っ最中です。お引越しは断捨離にうってつけ。バッサバッサとものを捨ててます、この半年くらい。だってこの円安に海外に家具とかピアノとか諸々のもの持ってくから、荷物の量は¥に比例して高くなる、恐ろしい〜。断捨離は、今絶対に必要なプロセスなのです。

元々あんまり物欲ない方だから、物に溢れた生活はしてないつもりだけど、それでも押し入れから、棚から、引き出しから、ものが出てくるわ、出てくるわ。「もの」って増えるんだよね、知らないうちに。

自分が「本当に持っていきたいもの」=「手元におきたいもの」を選別するときに、すごく参考になった本、紹介するね。

稲垣えみ子さんの本。今、本屋さんで「家事か地獄か」ってタイトルが並んでるから、手に取ったことあるかもしれないけど(きょうこは読んだよね?)主旨は本質的に同じ。いくつか印象的だった文章を引用すると:

「ものを手に入れれば幸せになる」という考えのもと私たちは消費生活を送っているけど、「人が生きていくのに必要なものなんて、本当はそんなに多くない」

「面倒くさい」ことはできるだけせず、「楽しいこと」「好きなこと」だけを目一杯する世界、それが究極の目標なのか。

稲垣えみ子『寂しい生活』

「面倒くさい」ことを排除するのではなく、まさに「面倒くさい」家事などを楽しむことが究極の幸せにつながるのでは、という稲垣さんの考え。そうなんだよね、そういうことが結局は自分をいたわり、自分を大切にし、そして生きていることを楽しむことにつながるのかも。そう考えると、「もの」で私たちを囲む必要はあるのか。寂しい人ほど「もの」で自分を囲みたい傾向がある、とも読んだことがある。

引越し準備しながら、「いるもの」「いらないもの」の究極の選択をすると、ほとんど「いらないもの」に入ることに気づく。だから、一つひとつ選択するときに、「これを持つことで私の生活が豊かになるか」「愛着があるか」の選択をすると自分の価値観が見えてくる気がする。☜ 近藤まりこさんが言ってることと重なるよね。

例えば、家具や小物はアンティークのものはほとんど持っていこうと思ってる。時間を経てきて持ち主が変わってきて私のところに今あるアンティークは、私が持ち続けることで私の代の責任が果たせるような気もするし、愛着もある。IKEAで買ったようなものはデザインが可愛くても愛着が湧かない。どんどん捨てることになる。大量消費によってものを作り続け、捨て続けてる=環境に悪い。地球にも申し訳ない気持ちになる。

働き続けると思うけど、今のように人前に出る仕事じゃなくなると思うから、「いいお洋服」はワンピース1枚のぞいて全部捨てた。
でもオシャレはしたいから、スカーフはたくさん持っていく。温度調整にもなるしスカーフ1枚変えるだけで雰囲気も変わるから。

60代になったこの今の時期に、この選択ができることをありがたいと思ってる。そしてなるべく消費文化に踊らされずに「もの」との付き合い方を考える覚悟とともに。


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