2021年の「本業以外の仕事」まとめ

2022年になったので、昨年2021年の「本業以外の仕事」をまとめておきます。

【文庫解説】
・中川右介『手塚治虫とトキワ荘』(集英社文庫)
 かねてより中川ノンフィクションのファンでたくさん読んできましたが、中川さんご本人からオファーをいただき、私にとって初の「小説以外」の解説となりました。めちゃくちゃ気合い入れて書いたつもりです。
・我孫子武丸『さよならのためだけに 新装版』(徳間文庫)
 10年前の文庫が「TSUTAYA文庫」企画として、仕掛け番長・栗俣氏のプロデュースで新装版として発売。旧版で文庫解説を書いていましたので、その縁で引き続きの解説担当でした。
旧版の解説を一部修正して、その後の情報などを追記しています。

【レビューなど】
・小学館Webサイト「小説丸」にて隔月で新刊書評掲載
知念実希人『硝子の塔の殺人』(実業之日本社)
https://shosetsu-maru.com/bookguide/02
貫井徳郎『邯鄲の島遥かなり』(新潮社)
https://shosetsu-maru.com/bookguide/10
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
https://shosetsu-maru.com/bookguide/18
8名の書店員によるリレー連載。私以外もすごいメンバーです。
それにしても、まさか『同志少女よ、敵を撃て』が直木賞候補になるとは……。
この連載は1年間で全6回の予定。既に4回目の原稿もほぼできてまして、1/21ごろにアップされるはずです。

・メフィスト・リーダーズ・クラブ(運営・講談社)のLINEコンテンツ「MRCミステリーガイド」にて新刊レビュー担当
「MRCミステリースクール」として7名の書評家が旧作の紹介を担当、
「MRCミステリーガイド」も7名が新刊紹介を行っています。
その「ガイド」のメンバーに入れていただいております。
「政宗九」というハンドルネームで原稿料をいただく仕事は、長年「本格ミステリ・ベスト10」の投票だけだったのですが、
昨年、新たに政宗九としての本格的な仕事をいただきました。本当にありがたく思っております。(最初から政宗九として依頼されました)
2021年10月から始まっているものですが、12月に有料コンテンツ化したタイミングでLINE連携を忘れてしまっており、実は自分が書いた原稿が今自分で読めてない状況ですw まもなく復旧予定。

今まで公開されているレビューは以下の5作品、のはず。
周木律『楽園のアダム』(講談社)
葉真中顕『灼熱』(新潮社)
岩井圭也『この夜が明ければ』(双葉社)
佐々木俊介『魔術師・摸像殺人事件』(幻冬舎メディアコンサルティング)
笛吹太郎『コージーボーイズ あるいは消えた居酒屋の謎』(東京創元社)


調子に乗って、かつて会社のHPで政宗名義でやりながら長く放置していたコラム「あなたも3分でミステリ通になれる(仮)」も復活させました。
これは業務命令でしたw 本業の一環なのでもちろん無報酬。
最新は米澤穂信『米澤屋書店』(文藝春秋)です。
https://keibunsha.net/details/recommend-detail.php?di=1047


実はほかに、某ミステリー新人賞の下読みもずっとやらせていただいております。
それら全てを合わせると、ついに今年、確定申告する必要が出てきました。初めての申告で今から緊張ですw
そんなこんなですが、今年もよろしくお願いします。
お仕事の依頼もお待ちしております:->

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