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図録の値段と企画展の入場料

図録の値段と企画展の入場料についてーコロナ過渡期の今

はじめましてこんばんは
元デザイナー経理事務です。
記憶の範囲で最近観た展覧会をざっくりと振り返ります。

「ミイラ」展(2019年)と「ミュシャ」展(2017年),「草間弥生」展(2016年)。「ヒグチユウコ-サーカス」展(2019年),「マリーアントワネット」展(2016年)「ポーの一族」展(2019年)

2019年1月トーハクに「ミイラ」展観に行って。コロナ大流行。
2019年から2023年上半期まで空白期間。

「マティス」展に行くまで3年間展覧会鑑賞回数が0(ゼロ)。
これってすごい損失。〈発信者〉美術館も、〈受け手〉わたしにとっても。ーコロナパンデミックゆえに諦め。
「鳥獣戯画」展(2020年)絵巻を眺めつつ動く歩道で進みたかった。

今年の5月に「マスク着用」も個人の自由に切り替わり。
6月7月8月の3か月に「マティス」展を4回鑑賞しました。はい。
後から考えてみると東京都美術館にうまく乗せられてたな。
リピーター狙いだった、今回の展覧会。


東京都美術館にて

□コロナ前
 海外から作品を借りてきて〈発信者〉
 気軽にわたしが観る〈受け手〉
□コロナ過渡期
 もう2度と同じ作品を観る機会は、来ない?
 マティスで言うと〈赤い部屋〉
 ロシア・エルミタージュ美術館収蔵品を日本で観る機会あるか
 わからない?

コロナ以前とは作品1点ごとの重みが変わり

2004年国立西洋美術館〈マティス〉展 
図録:1600円 入場料:1300円~1500円(調査中)
約20年前のマティス大規模展覧会の図録は今とぜんぜん違う。
冒頭に挨拶文ってとこはいっしょだけど。
一章ごとに数ページ解説+作品図版とごちゃついてる。
しかも図版大きさとか配置がラフなんですよ今観ると。
2000年代 でデジタルで原稿作ってたはずだけど。
見返すとマティス展だろうが国宝展だろうが今よりラフ(笑)。

2023年東京都美術館〈マティス〉展
図録:3300円 入場料:2200円
お気づきですか。2倍に値上がりしたんです。
図録⇒1600円が3300円に
入場料⇒1500円(調査中)が2200円に

缶コーヒーとスターバックスの違い。
ちょっと頑張って背伸びすれば大丈夫。
休みの日にランチと美術館行って、出来ればお茶も。
ミュージアムショップでポストカードをなんて。
10000円予算だとキツイです。はい。
子どもは無料にした今回の〈マティス〉展は大正解だと思う。
20年後はどうなってるんでしょうか。
高級化路線はすぐに行き詰まると思う。
「誰でも観る機会は残してくださいね。お願いします。」
「平日値下げ」等、映画館見習って。

ではまた。
元デザイナー経理事務でした。




















 


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