おもしろさの平均点の話

いまやユーチューバーって掃いて捨てるほどいるじゃないですか。まあユーチューバーにもいろんな人がいるから、一概におもしろいかつまらないかという視点では語れないものもあると思うんですけど、でも大半のユーチューバーはたぶんつまらないじゃないですか。そしてそのつまらないユーチューバーが作ったつまらない動画を世の中の小学生たちがおもしろいと思っちゃってるわけですよね。インターネットが生まれる前の、メディアがテレビやラジオぐらいしかなかった時代だったら間違いなく不特定多数の目に触れることなどなかったであろうつまらない人間が、いまは簡単に芸能人みたいな感じに映っちゃってるわけじゃないですか、小学生とかの目には。小学生で本当におもしろいものを追求して様々なユーチューバーを比較したり批評したりするような子はそうそういないでしょうから、大半の小学生は「YouTubeでなにかおかしなことをやってる人」という時点で基本的におもしろいものと捉えてる気がするんですね。で、この図式のような感じで世の中に「過大評価されたつまらない」があふれすぎてて、おもしろさの平均点が下がってるんじゃないかと。いやこれはおれが老人になってきて昨今の「おもしろい」が理解できなくなってきただけなのかもしれないですよ。実際ビートたけしや松本人志や太田光あたりは若い世代からしたら「なんでこんな人がテレビに出てるのかわからない」「そもそもなにを言ってるのかわからない」という存在になりつつあるわけですし。だからまあニワトリと卵みたいな話なのかもしれないですけどね。ハイッ!というわけでね!老人はそろそろ死にますね💢💢💢

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