馬券のポリシー

ツイッターの140文字では書ききれないエピソードを書くという縛りでnoteを始めたら、けっこうすぐにネタ切れしてしまいました。
せっかく始めたものなので、これからは過去のエピソードだけでなく、今のこともいろいろ書いていこうと思います。
文体も今まではあえてオタクの早口のように書いていましたが、その方がしっくりくる内容のとき以外は普通にしようかなと思います。


新型コロナのため、休日は徒歩2分のコンビニか、赤ちゃんを連れて近所に散歩に行く以外は外出を控える生活が続いています。
普段なら毎週土曜日といえば江戸川河川敷で草野球だったのですが、都内のグラウンドは当然使えなくなっていますので、おじさんの唯一の楽しみが奪われてしまっている状態です。

そんなステイホーム週間に、ちょうど春のGⅠ期間が重なったため、気づけば今は競馬だけが唯一の娯楽となっています。

この春のGⅠレースはたまたまマグレが続き、大阪杯、桜花賞、皐月賞、天皇賞と、4レース連続で的中してしまいました。
こうなってくると、とにかく「当てたい」という気持ちばかりが大きくなり、5連勝がかかったNHKマイルカップでは、土日の大半の時間を予想に費やした挙句にクソみたいなハズレ馬券を買ってしまったのです。
競馬を当て続けることなどそもそも不可能ですから、4連勝もすれば潮時だったのだと思いますが、それでもこのときの徒労感は思いのほか大きく、何時間も新聞とにらめっこしていたことがまったくの無駄だったのだと思うとやりきれない気持ちになりました。

今までこれほど毎週のように馬券を買ったことはなく、気まぐれに競馬場や場外馬券売場に出かけて、その時の気分で適当に馬券を買っていたので、自分の中に馬券のポリシーがなかったのですが、このNHKマイルを機に考えを改めました。

一番大事なことは、「軸馬がぜんぜん来なかった時のことは絶対に考えてはいけない」ということです。これ本当にダメですよね。地獄の入り口。
新聞やネットの記事を見れば見るほど次から次と他の馬が気になってきて、そのうち「第二の軸馬」という謎の概念が生まれるじゃないですか。もうそうなったら「軸馬とは?」という話になりますから。まるで意味がわからないですよね。
おれは競馬をやるたびに「自分を信じると書いて競馬」とツイッターに投稿してるんですけど、一体どの口がそんなこと言ってるんだと。
やっぱりおれは今まで競馬の正しいやり方をわかってなかったということですよ。
恥ずかしいですよ本当に。

競馬を長くやっている人なら痛いほどわかっていることだと思いますが、やっぱり「当てよう」と思ったらおしまいなんですよね。「当たらずに終了」というつまらなさを受け入れられないとダメなんですよ。
だからもう当てたい一心でケチな馬券を拾おうとするのはやめようと思います。
そのケチな馬券すらそうそう当たらないわけですから。

そんなわけでみなさんオークスどうするんですか。
やっぱ④ですか。
おれは⑯ですね。
まあ、④も買うんですけどね。
舌の根も乾かぬうちに。
そういう人間なので。

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