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積読の山からこんにちは。

読んでいない本があるのに買ってしまう、そして積読が溜まっていく、というのは本好きな方にとっては「あるある」なのかもしれない。

小学生の頃からの本好きである私は、買ったらすぐ読んでしまうため、なかなか積読現象は現れなかった。

しかしここ数年、社会人になってから「積読」が溜まる、溜まる。

不思議なもので、家に読めていない本があるのは分かっていても、本屋さんに行くと必ず数冊は手にしている。

持っている本の中で1番多いのが文庫本で、なんといってもあの手に収まる大きさ。

自然とすっと手に取って買ってしまう。

棚に並べた時に思わずうっとりしてしまうような、あのスッキリ整列した姿。

もちろん単行本の良さもある。
装丁のこだわりっぷりとか(舟を編む、なんて最高な装丁だと思う本No.1)、本を読んでいるという実感が湧くあの大きさとか、やはり1冊の重みが違う。

また、私の読書はかなり気まぐれだ。

話から自分の考えを膨らませる「考察」も一つの楽しさかもしれないが、私の場合、話の中にある空気や雰囲気、そこにとことん浸っていたい。

音楽を聴くように本を読む、といえばいいのか、読んでいて心地よいかどうか、が大切。

その中でもアンソロジーは魅力しかない。

1冊でたくさんの作家さんの文章が読める幸せは、福袋のようでお得感があって好き。

昔から1つのことにじっくり向き合う、ハマることがそんなに多くないので、長編をじっくり読むことは自分の中ではかなりレア。

アンソロジーで気になった作家さんがいたら、本を買って読む、の繰り返し。

本を読んで、更に面白い本はないか、と探して続けている。

まさに本屋さんは私にとって宝探しのような場所だ。

定期的に例え買うものがなくても、本屋さんに行かないと色々と具合が悪くなる。

こうして書いていたら、また行きたくなってウズウズしてきた。

まずは積読の山を減らして、本棚の隙間を空けないと……