祖母と私は夢のなかで繋がっている【祖父と家族の旅日記】
私が3歳にも満たない年齢で妻(祖母)を亡くした祖父は、それから長い月日をひとりきりで過ごしてきた。
「もし良ければだけど、久しぶりに旅行にでも行かないか?」
祖父からの遠慮がちなお誘いをキッカケに(そんなこちらに気を遣わないで、当たり前に楽しみに向かうのだから。)、私と、父と母と、祖父の4人で小旅行をすることが決まった。
車で祖父を迎えに行き、無事合流。
祖父は腰が悪く長くは歩けないので、行き先周辺の土地鑑をつけるように少しだけ辺りを見て回った。
ホテルに到着するとす