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自己啓発を仕事に回す仕組み、ミドルシニアの場合

キャリア相談や研修の仕事では、「経験・スキルや人的ネットワークを蓄積することで、経済資本を蓄積していきましょう」という話をすることが良くあります。
つまり、自分自身が目指す状態に向けて、必要な経験・スキルと必要な人とつながることで、将来の報酬等に転換させていくということです。
  ※経済資本とは、報酬や貯蓄等のこと

けれども、ベテラン世代になると体力的な問題や、ライフイベントとのバランスなどで、挑戦への壁が高く感じる場合もあるのでないでしょうか。私自身もそうでした。

そんな時こそ、人やコミュニティとのつながりを活用したいものです。関心が高い領域での学びのコミュニティや、居心地がよいサードプレイスでの活動では、経験やスキルを蓄積するだけでなくロールモデルとの出会いや、仕事に有用な情報獲得につながることがよくあります。
自分自身を振り返っても、そのおかげでビジネスモデルの大きな転換を遂げています。

個人向けのキャリア支援が主体だった状態から、企業向けの支援が主体となっているのです。有用な情報によって挑戦の機会を得たこと、モチベートしてくれる方々の存在で行動を続けられた結果だと感じます。


2年前と現在の仕事の領域と自己啓発(プロボノ含む)の変化

注意したいのは、「急に理想の状態にはならない」ということです。自己啓発もある程度取り組まないと本質を得られません。人とのつながりも、ある程度一緒に過ごさないと、有用な情報につながりません。つまり、こちらが知識やスキルの本質にたどり着くまでの期間と、周囲から自分が何者かを判断されるモニタリング期間が必要だということです。

私自身は以下のようなことに取り組み、周囲の方に知ってもらう工夫をしていました。
・社会人大学院にて企業向けプロジェクトに参加
・コミュニティにてイベントの企画や運営に参加
・コミュニティにて研修コンテンツ企画に参加
・研修会社の同期の皆さん向けに交流会を企画

人生100年といわれる現代だからこそ、年齢や立場に関わらず、楽しみにながら進めていきたいものですね。できそうなことから、少しずつで大丈夫です。

研修やキャリア相談の場でもお伝えしています。